この夏、「マックでおもちゃリサイクル」で子供の成長を
子供の喜ぶ顔が見たい。お出かけのとき静かにしてもらいたい。いろんな理由から子供に買い与えるおもちゃですが、増えすぎたら、皆さんどうしていますか? いつの間にか部屋が片付かなくなり、それをストレスに感じている方もいるでしょう。そこで今回は、「子育て」ガイドの河崎環さんに、増えすぎたおもちゃへの対処について伺いました。
提供:日本マクドナルド株式会社
お話をうかがった方

教育・家族問題、世界の子育て文化から商品デザイン・書籍評論まで多彩な執筆を続けており、エッセイや子育て相談にも定評がある。家族とともに欧州2カ国で駐在生活を送ったのち、帰国。
増え続けるおもちゃ、どうしていますか?

子育て中の方なら、きっと誰もが抱える「おもちゃ」の悩み。いつの間にかおもちゃが増え、でも、子供が愛着を抱いてしまったものは、なかなか処分もできない。そうして、おもちゃ箱からあふれるほど溜まってしまい、困っている方もいるでしょう。
河崎さん(以下敬称略)「お子さんにおもちゃを手放させることが難しいと考えている方は、たくさんいらっしゃいます。子供は大人のように『断捨離しよう!』と割り切って考えられません。一つ一つに思い入れがあり、特に友だちのように大切にしていたら、『おもちゃとお別れしよう』と言っても納得してくれないでしょう」
いくらお別れできないといっても、増えていくことを放っておけませんよね。そして、ついには、お子さんに内緒で処分してしまう方もいるのではないでしょうか。でも、おもちゃを一方的に処分してしまうと、どうしても罪悪感が生まれます。それが子供に内緒だったら、なおさらです。
河崎「その罪悪感は、やっぱり子供に悪いという気持ちから生まれるもの。それを解消する一つの方法は、おもちゃを写真に撮っておくこと。写真にすることで、おもちゃがなくなっても思い出をいつまでも残しておけます」
おもちゃを処分することによる罪悪感。ただ、河崎さんは、子供に悪いという気持ち以外にも原因があると語ります。
河崎「今、世の中では『サステナブル』や『持続可能な社会』といった言葉が注目を集めています。その中で、プラスチック製のおもちゃを『捨てる』ことを躊躇する方が増えています。つまり気持ちの面だけではなく環境の面からも、今はおもちゃを手放すことが難しくなっているのです」
ハッピーセットのおもちゃをリサイクルするプロジェクト

おもちゃを手放すときの罪悪感を軽くするには、どうすればよいのか? その一つの答えが、実はマクドナルドにあるんです。マクドナルドでは、ハッピーセットに付いてくるおもちゃを回収してリサイクルする「マックでおもちゃリサイクル」というプロジェクトを実施していて、この夏の回収期間は9月5日(木)までとのことです。
昨年から始まったこのプロジェクトは、子供たちが遊ばなくなったハッピーセットのおもちゃを全国の店頭で回収し、リサイクルして店舗で使用するトレーなどに再生するというもの。2018年2月から5月にかけて実施した際は、たくさんのおもちゃが集まったそうです。
河崎「お子さんも納得したうえで、おもちゃを処分するのによい方法は、お別れするところまで一緒に行うこと。この『マックでおもちゃリサイクル』なら、子供と相談して遊ばなくなったおもちゃを選び、一緒にマクドナルドに行っておもちゃ回収ボックスに入れることができます。しかも、そこにはおもちゃが生まれ変わったトレーもあり、目に見える形でリサイクルについて教えることもできるのです」
マクドナルドで買ったハッピーセットのおもちゃを持ち帰って家でも遊び、またマクドナルドに行ってお別れする。その一連の流れの中で、子供はモノを大切にする心を学んでくれるはずです。
河崎「『マックでおもちゃリサイクル』を活用すれば、おもちゃを媒介にした親子の会話が生まれます。それは、とっても健全な親子の形です。『モノを大切にする心』と『いらなくなったモノをきちんと手放すこと』。それを一緒に教えるのは難しいですが、このプロジェクトに参加すれば、その両方を同時に学ぶことができますね」
また、河崎さんによると、同プロジェクトで店頭にてもらえる、おもちゃのリサイクルが学べるものがたり『ミドリちゃんとほしくん』(ものがたりは無くなり次第終了。8月よりWebでも公開)も子供の教育のためになるとのこと。
河崎「親子の会話ですべてを説明するのは難しくても、それを楽しい絵本でカバーしてくれるのは、よいですね。しかも、今の子供は紙の本を読む機会が減っているので、きちんとした本が読めるのも、とても大事な経験のひとつだと思います」
環境やリサイクルを楽しみながら教えられる

「マックでおもちゃリサイクル」に親子で参加することには、さらに大きな意義があります。それは、子供たちに環境問題や社会のサイクルを楽しみながら教えられることです。
河崎「このプロジェクトのよいところは、おもちゃとお別れした後の物語もしっかりと見えることです。『いらなくなったものを処分して終わり』ではなく、自分の手を離れたおもちゃがリサイクルによって緑のトレーに生まれ変わる。つまり、おもちゃときちんとした形でお別れする行為が、社会のサイクルの一つであることを身をもって体験できるのです」
ひと昔前まで、環境問題やエコ意識については、しっかりと勉強しなければ身につかないものでした。けれど、現在は社会的な意識も高まり、環境について考えることや、エコが当たり前のものになっています。だからこそ、幼いころから環境問題を身近に感じさせることが大切です。
河崎「いつも行くマクドナルドで、環境問題やリサイクルについて学ぶ。すると、子供にとっては、リサイクルが“当たり前のこと”のように感じるでしょう。そのため、特別に教えなくても、自然とエコ意識を身につけてくれるかもしれません」
いらなくなったおもちゃを単に処分するのではなく、リサイクルすることで、何かに役立つ別のものに生まれ変わる。子供のころから、それを当たり前に感じることで、大人になっても、環境問題やエコ意識に敏感な人に成長してくれるのではないでしょうか。
この夏、リサイクルを通して子供の成長を
知らず知らずのうちに溜まっていく子供のおもちゃ。今まで、子供が悲しむからと処分するのを諦めていた人や、内緒で片づけていた人もいることでしょう。でも、それは、子供にとっても、親にとっても、決してよいこととは言えません。
河崎「親になると、どうしても“嘘”が上手になりますよね。勝手に処分してしまったおもちゃについて聞かれても、『知らないよ』ととぼけてみたり……。でも、そうした親の“嘘”を、子供はなんとなく気づいているものです。子供に悲しい思いをさせないためにも、この夏は『マックでおもちゃリサイクル』を活用してみてはいかがでしょうか。“嘘”も無理もない子育ては、親にも子にも間違いなく素晴らしいものになると思います」
※「マックでおもちゃリサイクル」はハッピーセットのおもちゃを対象に回収しています。