【私のイチオシ】食べることが楽しくなる、オシャレな介護エプロン

 

提供:株式会社オールアバウト

執筆者

横井孝治

All About「介護」ガイド:横井孝治

人呼んで「カリスマ」介護アドバイザー。2001年の夏から急に始まった両親の介護を通して、多くのことを考え、悩み、そして学ぶ。正しい介護情報を多くの方と共有するため、介護情報サイトの運営や、執筆、講演活動を行っている。

撥水性もバッチリ。カンタンに脱ぎ着できるのもうれしい!

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統合失調症とアルツハイマー型認知症を患って17年以上が経過する母。普段は特別養護老人ホームの自室に籠もりがちで、介護スタッフさんたちによれば感情の起伏もあまり見られないとのことです。病気の症状の一つとしてさまざまな不安にとらわれることが多く、「老人ホームの食事を食べると怒られる」「食事に毒が入っているから、食べると死んでしまう」「一食あたり何百万円も取られてしまうから、食べるわけにいかない」などと言って、食事を拒否することも珍しくありません。

結果として体重がドンドン減ってしまい、一時は30キロ台前半にまでなってしまいました。母が積極的に食事をとるように何かできないかと医師や介護スタッフさんたちと話し合い、ひとり息子である私が母を誘って外食に連れ出す機会を増やすことにしました。最初のうちは出かけるのを渋りがちだった母ですが、少しずつ慣れて、今では私が誘いに来るのを楽しみに待つようになってくれました。

そこで一役買ってくれているのが、『笑顔音(えがおん)』という会社が販売しているオシャレな介護エプロン。一般的な介護エプロンと違って、パッと見た感じは普通のブラウスに近いようなデザインになっています。もちろん、撥水性や着脱の簡単さといった機能も十分で、薬の副作用などで手がふるえ、食べこぼしが多くなった母でも安心して食事ができます。今では外食に出かける際に、母のほうから私に「エプロンを忘れないで」と注意してくるぐらいです。体重も40キロ近くまで回復してくれました。

介護が必要になっても、食事の時間をオシャレに、楽しいものにしてくれる介護エプロン。親孝行プレゼントとしてもピッタリですよ。