母親のイライラで勉強意欲が落ちる?受験を成功させるコツ

受験の結果を大きく左右するのは「母親」だった…!?思い通りにいかず、ついイライラをぶつけてしまうことも…。受験を失敗させてしまう母親とは?成功するための秘訣を、All About『学習塾・個別指導塾』ガイドの西村さんに教えていただきます。

提供:小林製薬株式会社

お話をうかがった方

西村 創

All About「学習塾・個別指導塾」 ガイド:西村 創

子どもを勉強好きにし、成績を上げて入試合格に導く学習アドバイザー。国内外において指導した生徒は2000人を超える。現在は東京の大手進学塾に所属。授業を担当するほか、講師の指導研修、保護者セミナーを行う。また、教育書や参考書の執筆、講演の仕事に携わる。テレビ・新聞・雑誌などのメディア掲載多数。

子どものやる気をなくさせる母親のタイプとは?

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わが子には希望通りの人生を歩いてもらいたい。そう願うあまりに、ついついうるさく声をかけてしまう親は多いものです。

西村さん(以下敬称略)「特に受験を控えた子どもには、毎日のように「勉強しなさい」と言ってしまう親も少なくないでしょう。でも、それが逆効果になる場合もあるのです。一方、子どもがどんな成績を取ってきても無関心というのも考えものです」

西村さんによれば、子どものやる気をそいでしまう母親にはこんなタイプが考えられるそうです。

1)感情的に怒るタイプ
たとえば、模擬試験で前回よりも成績が下がったときに「こんな成績じゃダメじゃないの!」とお説教。このままじゃダメなのは子ども自身が充分わかっているのに…。

2)根拠なく安心させようとするタイプ
「まだ大丈夫よ」「あなたなら受かるわよ」。子どもだって塾や友達から情報を得ています。「無責任なこと言わないでよ!」と親に対する不信感につながりかねません。

3)親の時代のノウハウや知識をおしつけるタイプ
「勉強ってこうするものよ」「ここの学校はイメージが良くないわ」などと決めつけていませんか? 親の時代とは受験制度も学校の内容も大きく変わっています。

4)放任して突き放すタイプ
「受験するのはあなた自身だから好きにしなさい」。一見信頼しているように見えるこの言動も、子どもにとってはちゃんと考えていくれているのかどうか不安になるものです。

5)言うことに一貫性がないタイプ
受験直前になって「ダメそうなら志望校のランクを落としてもいいわよ」などと言う。真意としては子どものストレスを和らげようとしたものだとしても、子どもはプツリと糸が切れたように目標を見失ってしまう恐れも。

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どれもついやってしまいがちなことばかりですが、受験を控えてただでさえピリピリしている子どもからしてみれば、面白いはずがありません。反発のあまり「親の言う通りに勉強なんかしてやるものか」と親の前ではわざと勉強してない姿を見せ続けるといったケースもあるそうです。

西村「ささいなことで勉強する意欲をそぐのはもったいない。親への反抗にエネルギーを費やさずにすむ環境づくりが、子どもにとっての一番のサポートです」

ではいったい、親はどのように接すればいいのでしょうか?

西村「結果ではなく、努力を認めるような声かけをすることをおすすめします。たとえば、『学校も部活も習いごとも休まず続けてすごいね』といったようなことに言及する。一見、なんでもないようなことですが、大人だって日々当たり前のことを持続するためにはかなりの努力を払っているはずです。『毎朝自分で起きてきてすごいね』でも、『体調崩さずがんばっていてすごいね』でも何でもいいのです。何にもないという子はいません。アンテナ感度を高めて、子どもの様子をよく見てあげてください」

それでもどうしても子どもの努力を見つけられないときは、行動ではなく意欲に注目しても、と西村さん。

西村「たとえば、『今度〇〇に学校見学に行ってみようかな』といったような前向きな言葉を聞いたら、すかさず声をかけてあげましょう。自分を変えようとした、その意欲そのものを認めてあげるのです。照れもあって素直な反応は返ってこないかもしれませんが、そのひと言はきっと子どもの心に響いているはずです。以前、受験体験記に『くじけそうなときに、ささいな努力を認めてくれた親のひとことが支えになりました』と書いてきた子がいましたが、親に認められるというのは、実は嬉しいことなのです」

ときにはビシッと。ここぞという時の子どもの叱り方

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とはいえ、認めてばかりでいいのだろうか? と不安になるお母さんもいるかもれません。西村さんも、「叱るべきときはきっちりと叱ってあげるのが愛情」と言います。

西村「一番は、自分を大切にしない言動をとったとき。子どもは時々『どうせ頑張っても自分には無理だよ』『どうせ頭がよくないから学校なんてどこでもいい』といったようなことを言うことがあります。これは、半ばあきらめ、半ば受け入れたくないと言う葛藤から出てくる言葉なのですが、これをそのままにしておくと、努力すべきときにいつもそうやって逃げてしまうクセがついてしまう恐れがあります」

こんなとき、安易な否定や大げさな叱咤激励はあまり効果がないそう。ましてや感情的にやりこめるのは子どもを萎縮させてしまうだけです。

西村「『やる前から無理だと決めつけていたら、たいていのことは無理になるよ』と淡々と伝えるだけでかまいません。できるかどうかはやってみなければわからない。やってみるなかで、自分には他の選択肢の方が向いているとわかることもあるかもしれませんが、それも含めて、やってみなければわからないのです」

日々の努力を認めること、そして目標から逃げずに向かい合うことを伝え続けることは、合格したときはもちろん、万が一希望している学校に受からなかったときにも子どもによい経験として残ることが多いと西村さんは言います。

西村「不合格の結果が出てから、『あなたはこんなに頑張ったんだから』『受験の結果だけがすべてじゃない』などと言っても、なぐさめにしか聞こえませんが、日ごろからそのような声かけをしていれば、頑張ってきた努力は身になるということを子ども自身が感じ取ってくれるはずです」

ただ、感情的にならずに子どもに接し続けることは、母親自身に余裕がなければできません。そしてその余裕は、母親自身の心身の状態が良好であればこそ生まれるものです。

西村「母親は子どもの健康状態にはよく気を配りますが、自分の状態は二の次になりがちです。しかし、自分の状態が子どもに大きな影響を与えることを考えると、自分のためではなく子どものためにも、自分の健康状態を良好に保っておく必要があると言えるでしょう」

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