おいしいごはんの一番近くに…。家電のプロが『南部鉄器 極め羽釜』を愛用し続けるワケ
毎日食べるものだからこそ、わが家のごはんを一番おいしくしたい! そう思うなら、炊飯ジャーから見つめ直してみませんか? とはいえ、数多くのモデルから選ぶのは難しいもの。そこでAll About『家電』ガイドの戸井田さんに、選ぶ際のポイントを教えてもらいました。愛用する炊飯ジャーもご紹介するので、おいしいごはんが食べたい方はぜひご一読を!
提供:象印マホービン株式会社
お話をうかがった方
大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。そのとき身に付けた性能・デザイン・価格などをトータルに比較し、商品の優劣を見極める技術をもとに、独立してフリーに。現在はインテリア&家電コーディネーターとして活動中。
昨今の炊飯ジャー事情と、選ぶ際にこだわるべきポイント
高級炊飯ジャーというカテゴリーが確立して久しい昨今。戸井田さんによると、このところの炊飯ジャー市場には、また違った波が来ているそうです。
戸井田さん(以下敬称略)「各大手メーカーが高性能の炊飯ジャーをリリースする中、家電メーカーではない企業の参入が増えてきました。彼らは大手とは違う路線をとっていて、炊飯方式が異なっていたり、炊飯以外の機能を充実させたりといったモデルをリリースしています。言うなれば、第3ウェーブですね」
家電のプロとして、数え切れないほどの炊飯ジャーをテストしてきた戸井田さん。彼女の考える “炊飯ジャー選びのポイント” とは……?
こうした炊飯ジャーは、いずれも一定の層から支持を集めているのだとか。
戸井田「それだけ、消費者の価値観が多様化しているんでしょうね。このように選択肢が増えるのは、消費者にとってはもちろんいいこと。市場が活気づいているとも言えるので、メーカーにとっても歓迎すべきことだと思います」
選択肢が多いのはうれしい反面、ますます迷ってしまいそう! 一体、どこに注目して選ぶべきなのでしょうか?
戸井田「私としては、やっぱり炊き上がりの味で選ぶのがいいと思います。購入前に試食できることはなかなかないですが、発売直後のモデルなら量販店やメーカーが試食の機会を設けてくれることもあるので、ぜひ利用したいですね」
では、味以外で注目すべきポイントは?
戸井田「毎日使うものなので、やはり使い勝手は大事です。フタが自動で閉まるといった便利機能や、操作しやすい、表示が見やすいといった点。また、内釜の持ちやすさや洗いやすさ、洗うパーツの数が少ないことなども重視したいですね。こうした情報は公式サイトなどでもチェックできるので、ぜひ注目してください」
一番おいしいごはんを目指した炊飯ジャー >>
どこがお気に入り? 戸井田さんが愛用する炊飯ジャー
『南部鉄器 極め羽釜』の内釜を手にする戸井田さん。「鉄器なので当然、重いけれど、羽の部分が広くて持ちやすいから、それほど苦になりません。広い分、場所を取りますが、私はコンパクトさよりおいしさの方が大事ですね」
炊き上げるごはんの味こそ、炊飯ジャーを選ぶ最大のポイント。そう語る戸井田さんが自宅で愛用するのが、『南部鉄器 極め羽釜』です。
戸井田「『南部鉄器 極め羽釜』で炊いたごはんは、本当においしい。決め手のひとつが、この羽釜形状の内釜。広くて浅いので全体にムラなく加熱できる上に、蓄熱製の高い南部鉄器製としたことで、鉄と相性のよいIHの熱をしっかり伝えてくれます」
この内釜の形状は、側面からの強火を伝えるために羽根を大きくしたり、炊きムラをなくすために底に角度をつけて複雑な対流を促したりするなど、さまざまな工夫が凝らされているとか。
戸井田「利点は他にもあります。内釜が深いと自身の重みで下の方のごはんがつぶれてしまうこともありますが、この浅くて広い内側形状なら底の方でもふっくらした炊きあがり。また、面積が広いので多く炊くほど、炊き上がったときの感動もひとしお。ドーンとごはんが目に飛び込んできて、思わず“おお〜っ”と歓声を挙げたくなります(笑)」
この内釜形状に加え、大火力と高圧力でごはんの甘味を引き出して染み込ませる “プレミアム対流” や “うまみプラスプラチナコート” などを採用。おいしいごはんを実現するべく、さまざまな機能が搭載されているそうです。
戸井田「わが家では、私と夫がもちもち系、息子はしゃっきり系のごはんが好きなんですが、炊き上がりのもちもち度が5段階で選べるので、どちらの好みにも答えてくれます。それに加えて “わが家炊き” メニューにより、理想とするごはんが炊けるのもポイントですね」
“わが家炊き” とは、炊いたごはんのかたさや粘りに対する感想を入力すると、次回の炊き上がりを調整してくれる独自メニューのこと。
戸井田「たとえば “かたかった” と粘りが “弱かった” を選べば、次の炊飯では今回よりもやわらかく、粘りを強めたごはんになります。こうした調整を自分で行うのは大変ですが、“わが家炊き” は表示された感想を選ぶだけ。いつの間にか好みのごはんが炊けるようになる点は、ユーザビリティが高いですよね」
味だけでなく、もちろん使い勝手の良さも戸井田さんお気に入りのポイント。その詳細を尋ねようとしたところ、『南部鉄器 極め羽釜』の炊飯終了を告げるメロディが聞こえてきました。どうやら、試食用ごはんが炊き上がったようです。それでは早速、試食と参りましょう!
『南部鉄器 極め羽釜』で炊き上がったばかりのごはん。一粒一粒が立ち上がった姿に歓声が!
玄米、白米“もちもち”、白米“しゃっきり”。それぞれのメニューで炊き比べ・食べ比べ
左から玄米、白米“もちもち”、白米“しゃっきり”で炊き分けたごはん。さて、お味はいかが?
「粒はどれも大きいけれど、違いはどこまで出るんだろ?」と、真剣な表情で3種類のごはんを見つめる戸井田さん。
今回、『南部鉄器 極め羽釜』で炊いた試食用のごはんは3種類。もちもち度を変えた “しゃっきり” と “もちもち” の白米『ゆめぴりか』、そして “玄米” メニューで炊いた玄米です。戸井田さん、食べ比べての感想は?
戸井田「まずは玄米。炊き上がったものは、玄米とは思えないみずみずしさがありますね。パラパラ、モソモソしてた食感も、特有のニオイもないけれど、プチプチした感触は残っていて、やわらかくおいしいです」
では、白米“しゃっきり” と 白米“もちもち” はいかがでしょうか?
戸井田「『ゆめぴりか』は粘りのあるお米ですが、“しゃっきり” で炊くと、粘りが少なめのしゃきっとした食感に炊き上がります。一方、“もちもち” で炊いた方は、『ゆめぴりか』のポテンシャルMAXという感じ。口に入れた途端に弾力と粘りが感じられ、まさにもっちもち! “しゃっきり” とは全く別物と言っても過言ではなく、もちもち大好きの私にはたまらない炊き上がりでした!『南部鉄器 極め羽釜』で炊き分けると、同じお米でもはっきり差が出ますね」
同じお米でも、そこまで違いが出るとは!
戸井田「炊き分けはメーカーによって哲学が異なるのですが、緻密な火力調整と精密な圧力制御技術で圧力の強さとかける時間をコントロールしているのは象印だけ。だからこそ、121通りもの炊き方ができるのでしょう。新米が出る前の一番味が落ちるお米でも、“もちもち” ならおいしく炊けますよ」
そう言って、「『南部鉄器 極め羽釜』は味だけじゃなく、使い勝手もいいんですよね」と続ける戸井田さん。
内ぶたのフックがオレンジ色になっており、同じくオレンジ色の本体側パーツに取り付けて使用。ここまで目立つ色なら、洗い忘れも防げますね。
戸井田「一番気に入っているのは、ボタンを押すとふたが自動で閉まる “スマートクローズ” 。茶碗としゃもじで両手がふさがっているとき、とても重宝します。象印独自の機能ですが、全メーカーに付けて欲しいくらい」
さらに、お手入れしやすさも気に入っているポイントだとか。
戸井田「蒸気口セットがないので、洗い物が少なくて済みます。内ぶたの外せる部分がオレンジに色分けされているのも、わかりやすくていいですね。内ぶたを洗うことを知らない人が意外といるそうですが、外せるアピールがされているから安心できます」
長時間、保温したごはんもおいしいなんて! >>
おいしいごはんのいちばん近くにいる、象印「極め羽釜」シリーズ
おいしいごはんを食べて欲しい。そんな願いの下、ただひたすらおいしさを追求する象印の炊飯ジャー、それが『南部鉄器 極め羽釜』です。
戸井田「本当にもう、いい意味でこだわりすぎ(笑)。“わが家炊き” メニューでもわかるように、“このごはんがおいしいですよ” ではなく、消費者の求める多様なおいしさに応えて高い技術力でアプローチしていくんですよね。さすが炊飯ジャーの老舗だと思います」
ラインナップは、プライムブラックとプライムホワイトの2種類。さらに、同形状の内釜に鉄のコーティングを施した『鉄器コート 極め羽釜』も用意されています。自分にとって、一番おいしいごはんを毎日食べたい! そう思うなら、ぜひご検討を。