ドラマガイド竹本 道子

2017年は2日間で3万2000人が訪れた〈上野の森バレエホリデイ〉が、4/26(木)から4/30(月･祝)の5日間、東京文化会館で開催されます。バレエを習っている人、今から始めたい人、観ることが好きな人、すべての人が一日中楽しめるプログラムが目白押しです。

遊び心がふんだんに盛り込まれた2018年冬ドラマ。遊び心はさじ加減が難しく、つくり手のセンスが問われます。そのセンスが抜群だった今シーズン、時代の感覚をみごとに映した「遊び心」で視聴者を楽しませました。

世界一の有罪率を誇る日本の裁判に一石を投じるドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』seasonⅡ。小ネタ満載のおもしろさと骨太な問題提議が不思議なクロスオーバーを見せる大人気ドラマの松本潤演じる弁護士・深山大翔の軽やかな生き方は魅力です。

連続ドラマが最終回を迎えると、寂しい気持ちになりますが、新番組のスタートまでは単発のスペシャルドラマが楽しめます。春は極上ミステリーを中心に力作がそろいました。

木村拓哉主演で江口洋介、上川達也、斎藤工といった豪華キャストがボディーガードをクールに魅せる『BG～身辺警護人～』。注目の山口智子も姿を見せ、物語はいよいよ後半戦へ入ります。

不自然な死を究明する民間機関UDIラボを舞台に、法医学とは何かに迫る『アンナチュラル』。録画して何度も見てしまう魅力にあふれたドラマは幅広い世代に支持され、その面白さから目が離せません。

新参者シリーズのフィナーレとなる大ヒット中の泣けるミステリー『祈りの幕が下りる時』。シリーズに散りばめられた点が線となる壮大な人間ドラマに切なくもやさしい涙があふれます。

2002年10月に連続ドラマとしてスタートした『相棒』が放送300回を迎えました。記念スペシャルには17年の歳月が息づく重厚な内容と、散りばめられた相棒らしさには、感慨深いものがありました。

いよいよスタートした2018年の連続ドラマ。心地いい作品、挑戦的な作品、愉快な作品、バラエティ豊かな作品が目立つ今シーズンのドラマ。視聴者の「観たい」を刺激する手腕もさまざま、ガイド注目の作品を紹介します。

銀行の闇、組織の暴走を徹底的に骨太に描いた、濃厚な大人のドラマ『連続ドラマW 監査役 野崎修平』が織田裕二主演で、1月14日（日）にスタートします。