先の見えないこの不景気。収入が突然減ったり職を失ったりしたことで住宅ローンが返せなくなってしまい、金融機関から自宅を競売にかけられるよう申し立てられる人が増えているそうです。報道によると、2009年度上期に全国で競売にかけられた住宅は去年の同時期と比べて46.3%増、3万件以上に達したとか。競売にかけられる前に自主的に自宅を売って返済に充てる人も多いそうですが、他人ごととは思えない人も多いのでは? この深刻な問題に関して、All Aboutマネーガイドたちに解説、コメントしてもらいました。
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更新日:2010年01月11日
返済額は収入の2割以下に抑えるのがベター
確かに家は必要なものですが、無理なローンを組んで購入するのはどうかと思います。ローンを組むときでも、たとえば半年くらい収入がなくなるという最悪の状況を想定したり、子供が生まれる、あるいは進学して毎月の出費が増えることなどをシミュレーションして返済額を考える必要はあるのではないでしょうか。生活費や学費などを考えると、ローンの返済額は多くても収入の2割までかなと、個人的には考えています。
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更新日:2010年01月31日
変動で借りていい人、まずい人
すでに昨年、変動金利で借りる人は5割を超えました。(住宅金融支援機構調べ)変動で借りてもいい人は、養老保険の満期金などが将来ある、共働き、教育費、老後資金を考えても十分繰り上げ返済できる人です。借りてはまずい人が借りてしまった場合は、ピンチになる前に、まず銀行に相談。「他の銀行に借り換えを検討しているんだけど・・・」信用状況が変わらなければ、金利の相談に乗ってくれることもあります。