「毎月出て行く経費」をカード払いにするのがコツ
毎月の支出、カード払いしませんか?
カード払いはメリットがいっぱい
カード払いのメリットはいくつかありますが、そのひとつが、家計管理が便利になることでしょう。例えば、電気、ガスの場合、毎月の検針日に関係なく、支払日が毎月決まったカード決済日に統一できるため、あらかじめその分を用意しておけばよく、うっかり残高不足なんてことは防げます。また、利用明細書でも電気料金、ガス料金と費目がきちんと並んででてくるので、家計簿をみるように光熱費の推移を確認できます。それ以上にカード払いにすることで、無駄な支出をすることなく、黙っていてもそのカードのポイントが貯まっていくから感激です。そのポイントを貯めて商品券や景品に交換できるという楽しみがあります。
最近はWebで簡単にカード払いの手続きができます
では、公共料金をカード払いに変更するにはどうするかですが、カードに入会するときに、申込書に書き込むカード会社もあります。特定の欄があって、電気代、ガス代、NHK受信料などが並んでいます。そこにチェックを入れておくと、自動的にカード払いになるようになっています。すでにカード会員になっている場合には、大半はWebから申し込むことができます。あらかじめその会社のWeb会員になっておくことが条件ですが、必要事項を入力するだけで、手続きは簡単に終わります。年間でどれくらいのポイントが貯まるの?
それでは、ここで、一般家庭で公共料金のカード払いで、どれくらいのポイントが貯まるのかをシミュレーションしてみましょう。Aさんの家では、毎月、電気代1万4000円、ガス代6000円、水道代5000円、携帯電話料金2万円、プロバイダ料金3000円、生命保険代7000円、新聞(2紙)7000円、美容院6000円を払っています。これをカードで払うようになると合計で、月6万8000円を払うことになります。これを年間に直すと、81万6000円。
一般的なプロパーカードのポイント換算率1000円1ポイントで計算しますと、816ポイントとなります。そして、それを平均的な還元率1ポイント5円で換算すると、4080円になります。つまり、公共料金などをカード払いに代えるだけで、年間4000円以上得できる計算です。ポイント還元率のいいカードならさらにお得は広がります。
※ただし公共料金の場合、クレジットカード払いにすると口座振替割引制度は利用できなくなります。
一度手続きしてしまえば、あとは毎年お得がついてくる!
4000円というと大したことがないように思いますが、大事なのは一度手続きをしさえすれば、あとは何もしなくても自動的に4000円分が手に入るということです。これは凄いことです。何もしないで得できるというのはありがたいことです。さらに、毎日の買い物で貯めたポイントを合算すれば、より大きなキャッシュバックを受けられることでしょう。また、ポイントの還元率をアップしたいというならば、ゴールドカードをもてば、2倍になるカードもあります。携帯電話をカード払いに設定すると、それだけで2倍のポイントをつけてくれるカードもあります。さらに最近は家賃もカード払いを認める業者がでてきました。毎月家賃を10万円以上払っているなら、貯まるポイントもバカにできません。よく研究して有利な方法を選びましょう。
カード払いできる固定費をまとめてみると…
高額なものだけをカードで支払う、という時代は終わり、カードは私たちの日常生活のなかにもどんどん浸透してきました。カードで支払える“固定費”は年々増えています。費目に分けてみると、これだけのものがあげられます。■水道光熱費
電気料金/ガス料金/水道料金
■交通・通信費
携帯電話料金/固定電話料金/プロバイダ料金/定期券代
■税金
住民税/自動車税(軽自動車税)/固定資産税、
■社会保険料
国民健康保険/介護保険/後期高齢者医療保険/国民年金
■保険
生命保険/損害保険/傷害保険・医療保険
■放送料金
NHK/BS放送視聴料
■教養娯楽
新聞購読料
など
ただし、カードや地方自治体や会社によって対応は異なります。毎月の支払いをクレジットカード払いする時は、カード支払いの可否・ポイントの付与を事前に確認した上で、還元率が高いカードを選んでみてはいかがでしょう。