●家計管理には補助シートが必要
資産運用の土台となるのはライフプラン、すなわち生涯にわたる生活設計。これはファイナンシャル・プランニングの手法を使って、キャッシュフロー表や家計バランスシート(個人貸借対照表)というツールで家計管理していけばよろしいのです。
キャッシュフロー表や家計バランスシートは、大分類と中分類あたりまでを表示することになります。小分類及び細目は別の補助シートを作っておかなければなりません。その小計、合計を中分類として表示するわけです。
これは通常、毎年見直しをしていきます。言い換えれば、特別な大変化が生じたとき以外は、1年に1回しか見直さないのです。
●資産運用にも管理シートが必要
元本が激しく変動する株式や株式投信などを利用し始めたときは、もう少しチェックの頻度を高めた方が安心ですね。保有する株式を管理するフォーマットがあれば便利です。6ヶ月ごと、3ヶ月ごと、あるいは毎月、投資目的に適う形で管理していくことができます。
コツコツとながら、さほどの手間はかけずに、自分の手で作業をしていくことに、大きな意味があります。作業の合間にいろいろと考えることが湧いて出てくるからです。思いついたことはすぐメモしておきましょう。そのメモは時間があるときに1つ1つ処理していくことができます。メモの管理はシステム手帳によくある「To Do リスト」を応用すればいいでしょう。記録を大切にする習慣が大切だということです。
さて、資産運用の管理シートは小分類及び細目の時価把握が中心となります。ネット上の管理ツールを利用する手もありますが、自作シートに記録して、つづっておくことと、変化を時系列に見ていくときに便利です。
このコーナーでは、資産運用に有効な管理シートや簡単な計算ツールを順次ご紹介していきます。自分に合うように改変して利用していただきたいと思います。
関連サイト
ネット上の管理ツール:モーニングスター Yahoo!ファイナンス
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