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カモにされる客!賢い客?~銀行・預金編(2ページ目)

あなたは「カモにされている客」ですか?それとも「賢いお客」? いつもなじみのある銀行に対してあなたはどっちの「お客」でしょうか。少し考えてみて、「賢いお客」になってみませんか?

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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銀行はあなたでどうトクしている?

誰でも銀行とのつきあいはあるものです。銀行口座を持っていない社会人はほとんどいないでしょう。少し余裕のあるお金をとりあえず預けておいたり、給与振込口座や公共料金等の引き落とし口座にするなど、誰でもメインバンクを持っています。つまり、銀行に対して「賢いお客」になるかは誰にとっても大切なことです。

ところで、銀行はあなたからどうやって「儲けている」か考えたことがありますか? 銀行も会社ですから売り上げを重ねていかなければなりません。銀行はおおむね以下のようなところから収益をあげています。

自分で運用する
銀行は皆さんが預けたお金や国から借り入れた資金、自己資金を自分で運用もしています。為替や債券、投信等で自ら稼いだ分は当然のことながら銀行の利益になります(もちろん皆さんに低金利の利息をつけて返した残りの額が利益です)。

お金を貸して利息を取る
銀行は皆さんに(低金利ですが)利息をくれる一方で、利息を取り立てる側でもあります。多くの企業や個人に対してお金を貸しつけ、利息を取るのは銀行の大きな収入源です。会社は事業資金を借り入れ利息をつけて返しますし、個人は住宅ローン等の借り入れをし利息をつけて返すわけです。これは銀行にとって大きな収入源となっています。

手数料を取る
最近、増えている収入源のひとつとして手数料があります。何かサービスを提供したら手数料を少しずつもらうことでコツコツ積み上げていく利益です。たとえばATMで時間外で下ろすと手数料が105円かかる、休日だと手数料が105円かかる、投資信託や外貨預金を買うと販売手数料が購入額の3%かかる……といった具合です。最近では手数料収入の割合が高まっており、こうした手数料は銀行によっては収入の7割になるところもあります。

銀行の儲かる仕組みはおおむねこれらの3つです。こうした構図が分かってきたところで、次は銀行からトクするお客になる方法を考えてみましょう。

→「賢いお客」として銀行とつきあう方法は?次のページへ!
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