リパイユ・エクスキーズ外観
緑に囲まれたリパイユ・エクスキーズのエントランス
横浜とフランスのリヨンは姉妹都市。かつてリヨンは絹織物の街として発展しており、1860年代から戦前まで、横浜港から日本の生糸や蚕が輸出されていました。合わせてリヨンから日本に絹の染織技術が入ってきて、開港後、横浜の地場産業としての絹織物が作られるようになったのです。そういう強い結びつきがあったことから、1959年に姉妹都市となりました。
・横浜市の姉妹都市については→こちら

また、「食の都」と呼ばれるリヨンには、おいしい食べ物がいろいろとあります。姉妹都市リヨンを知るには、まずは食べ物から! 今回は、横浜でリヨン料理が食べられるレストランリパイユ・エクスキーズをご紹介します。

「ごちそう+おいしい」という名のレストラン

リパイユ・エクスキーズは、日仏料理協会が運営するレストラン。日仏料理協会は、パリに本部を置く社団法人で、フランス料理に携わる方のフランス研修の手助けをしたり、料理フランス語の研修を行ったり、『フランス 食の事典』などの料理関連書を編さん・著作したりしています。その活動の一環として、リヨンを中心にフランスの郷土料理を紹介するレストラン リパイユ・エクスキーズを運営しています。リパイユとは「ごちそう」、エクスキーズは「おいしい」という意味です。

場所はJR関内駅と桜木町駅の中間ぐらいに位置し、それぞれの駅から徒歩約5分のところにあります。エントランスには、緑の鉢植えが並び、さわやかに迎えてくれます。店内に入ると、壁にはエッチング約50点が飾ってあります。これらはフランスで買いつけたもの。「リヨン派」と呼ばれる画家のグループの作品が中心の風景や人物が描かれており、ちょっとした美術館のようです。
プチ美術館のようなリパイユ・エクスキーズの店内

リパイユ・エクスキーズの広報スタッフで、リヨン・横浜交流会の事務局長でもある砂川裕美さんにリヨン料理やリヨンの魅力についてお聞きしながら、食の都リヨンコース(3,800円、税込)をいただきました。

野菜がおいしい、アミューズ&サラダ・リヨネーゼ

リパイユ・エクスキーズ アミューズ・ブーシュ
アミューズ・ブーシュ「チキンのディアブル、ラタトゥイユ添え」
まずは、一口サイズのアミューズ・ブーシュから。この日のメニューはチキンのディアブル、ラタトゥイユ添えです。ラタトゥイユはリヨンではなく、フランスの南、プロヴァンス地方の郷土料理とのこと。野菜の甘みがうれしい一皿です。

リパイユ・エクスキーズ サラダ・リヨネーズ
「リヨン風」との名前がついている「サラダ・リヨネーズ」
2品目は、サラダ・リヨネーズ。リヨン風のサラダで、リヨンの名物料理で、生野菜の上にサクサクのクルトン、カリカリのベーコン、そしてポーチドエッグがのっています。ドレッシングは、酸味が強いけれど、「ツン」とする感じはありません。フライパンに残ったベーコンの「うまみ」に、ワインビネガーを加えてソースにコクを与えてあります。

「春には、市場によいものがあれば、タンポポの葉を使うこともあります」とのこと。新鮮な旬の野菜を使うのが、サラダのおいしさの秘訣なのですね。

次ページでは、リヨンならではの味「アバ料理」を紹介します。