1961(昭和36年)年、横浜開港100周年を記念して、建設されたマリンタワーと山下公園に係留された氷川丸。横浜のシンボルとして愛されてきたこの2つの観光スポットの営業が2006年12月25日をもって終了します。これまで両施設の運営を行ってきた氷川丸マリンタワー株式会社から、氷川丸は日本郵船に、マリンタワーは横浜市に、それぞれ管理をゆだねることとなったからです。
2006年12月25日で、一旦、営業終了となる氷川丸&マリンタワー |
もちろん、氷川丸もマリンタワーもなくなるわけではありませんので、外からは眺めることはできます。ただし改装などのため、しばらく中に入ることができなくなるようです。みなさんもこのクリスマスシーズンに行ってみてはいかがでしょう。
ノスタルジーな景色が魅力・マリンタワー
MM21地区ができるまでは、横浜の眺望を楽しめる代表的なスポットは、このマリンタワーの展望台でした。実は、マリンタワーは地上106mの「世界最高の灯台」としてギネスブックにも掲載されています。マリンタワーから山下公園を望む |
そのほか、氷川丸や横浜ベイブリッジ、大さん橋、みなとみらいの全景を一度に望むことができます。11月に訪れた際にスタッフの方にお聞きしてみると、「この時期朝一番だったら、富士山も見えますよ」とのこと。夜景だけでなく、朝の眺望も楽しめます。
山下公園、大さん橋、MM21地区など横浜の観光スポットを一望! |
ランドマークタワー展望台ができてから、マリンタワーの魅力がなくなった、と思われているようです。しかし、新しい横浜と古き良き時代の横浜を一度に眺めることができ、ノスタルジーに浸ることができるのが、マリンタワーの魅力ではないか、と私は思います。
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