横浜開港記念開館(ジャック)
まずは、横浜三塔の中で一番はじめに建てられた、横浜開港記念開館へ。明治42年の横浜開港50周年を記念して建設が決まり、市民からの寄付によって、大正6年に竣工しました。赤レンガの時計塔がシンボルの、かわいらしい建物です。横浜開港記念会館は国の重要文化財に指定されています。横浜市中区公会堂として使われながら保存されているという、全国でも珍しい建造物です。
開館日(10:00~16:00まで)は、廊下や階段、2階にある資料コーナーを見学することができます。ステンドグラスや飾り窓などのレトロなインテリアと、ジャックの歴史がわかるパネルや資料を見ることができます。(ただし、全館貸し切りなどの日は見学できないこともあります)
また、毎月15日は「一般公開日」として、日ごろは使用中で見られない講堂や会議室も見学することができます(一般公開日の見学時間は10:00~18:00)。
講堂は、当時約1000名(※)も収容できる集会所で、政治家などのオピニオンリーダーの講演会やオペラなどのイベントが行われました。高い天井と装飾が美しい講堂です。
※現在は消防法の関係で定員は481名
現在の内部は、関東大震災で外壁を残して屋根と内部が焼失したため、そのほとんどは昭和2年に修復された時のもの。大正6年の竣工当時にあったドーム部分については、平成元年に復元されたものです。
平成11年には内装・外装の補修工事が行われ、震災復旧当時の美しさが再現されました。気軽に見学できることを知らない方が多いのですが、外から眺めるだけでなく、ぜひ建物の中にも入ってみてください。
※20名以上の団体のガイドの際は、要事前連絡
所在地:横浜市中区本町1-6
開館時間:9:00~22:00
※通常時の見学時間は10:00~16:00、一般公開日(毎月15日近辺)は10:00~18:00
休館日:毎月第4月曜日(祝日・休日のときは翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
交通・アクセス:みなとみらい線 日本大通り駅出口1から徒歩1分、JR京浜東北線・根岸線 関内駅南口から徒歩10分、横浜市営地下鉄 関内駅出口1から徒歩10分
地図:Yahoo!地図情報
問い合わせ先:045-201-0708(開館日の9:00~22:00)
URL:横浜市開港記念会館
<横浜市開港記念会館建築DATA>
国指定重要文化財
竣工:大正6年6月
設計者:山田七五郎、佐藤四郎ほか(コンペ当選案:福田重義)
高さ:36m
参考:横浜市開港記念会館ウェブサイト、横浜市開港記念会館リーフレット
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