展示方法がすばらしい!
歴史画が展示されている展示室4 |
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル 《泉》 1820-56年 油彩・カンヴァス 163×80cm (c)Photo RMN-H. Lewandowski |
美女ぞろい! 今回のルーヴル美術館展
今回の特長のひとつが、女性が描かれた絵画が多いこと! まさに美女ぞろいです。ほほえむ女性、憂いをおびている女性、快楽にひたる女性、はにかむ女性……。表情をじっくりと眺めてみると、時間の経つのを忘れてしまいそうです。絵にすいこまれるように見入ってしまいます。ぜひ、描かれた人物の表情をじっくりと見て、ストーリーを想像してみてください。初めてフランスから国外へ出た《トルコ風呂》
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル 《トルコ風呂》 1859-63年頃 油彩・カンヴァス 110×110cm (c)Photo RMN-G. Blot / C. Jean |
日本ではあまり知られていない名作も!
有名画家の作品はもちろん、日本ではあまり知られていない名作もたくさん見ることができます。ルーヴル美術館館長アンリ・ロワレット氏のメッセージによると、「ドラローシュ、ジュラール、ミシャロンといった、あまり知られていないものの、この時代を代表する画家たちの作品がたくさん出品されています」とのこと。なるほど、ジュラール《聖別式の衣装をつけた皇帝ナポレオン一世》やドラローシュ《ナルシス=アシル・ド・サルヴァンディ伯爵》では、表情はもちろん、衣装の質感、装飾品の輝きなども細かに描写されており、今にも動き出しそうな絵画です。細かい部分までじっくりとご覧ください。次ページは作品をより楽しむためのサービスとおトクな情報をご紹介します。
※この記事は2005年4月の情報です。写真はプレスプレビュー時のものです。通常時はルーヴル美術館展の写真撮影はできません。また、画像の転載はできませんのでご了承ください。