とんこつ臭くないトンコツラーメン
ふくちゃんラーメンは「博多ラーメンの新興勢力」と言われています。というのも、ふくちゃんラーメンはあの独特なトンコツの臭みがないのです。その秘密は、コクのある「熟したスープ」とキレのある「新しいスープ」をブレンドすることなのだそう。その絶妙なブレンドによって、豚頭のみを使った単一スープなのに、コクがあってキレがあるスープになっているそうです。さらに、そのスープのおいしさを引き立てているのが、秘伝のタレ。濃い口醤油とうま口醤油をブレンドし、さらに和風素材や数10種類の香辛料が加えられています。確かに、これまで食べたことのある「とんこつラーメン」よりも醤油が強いような気がしますが、それがまた風味となっているようにも感じます。
さらっとしているのにコクがある、トンコツラーメンとは一線を画しているようです。しかも、アツアツのスープが丼になみなみとそそがれています。(麺や具が見えないほど!)「スープがこんなに???」とビックリしました。博多ラーメン(ホントは長浜ラーメン)は、スープも麺も少な目ですもんね。
長浜ラーメンより太い中細麺を使用
上でも書きましたが、博多ラーメンというと屋台の長浜ラーメンを思い浮かべてしまいます。トンコツと聞けば極細麺、というイメージですが、ふくちゃんラーメンはそれとはちがう元祖・博多ラーメンの流れをくんでいるそうです。長浜より少し太めの中細麺で、量は120g。長浜ラーメンは一般的に100gと言われていますので、ちょっぴり多めになっています。また、ラー博では事前に食券を買うシステムになっていますが、替玉(100円)については食券を持っていなくても追加できます。混乱を避けるために事前に食券を買っておいた方がよいかもしれませんが、もの足りないな、と思った時に追加できるのは、うれしいですね。
サイドメニューやトッピングもいろいろ
生にんにく、ガーリックフライ、紅生姜などのサービストッピング |
いろいろなトッピングをトンコツスープに入れると、ガラリと味が変わります。この味の変化を楽しむことも博多ラーメンの醍醐味のひとつ。ぜひ試してみてください。
今回は食べませんでしたが、かしわごはん(おにぎり)もおいしそうでした。また、九州からの出店ということもあって、芋焼酎も用意されていました。サイドメニューにも、お店のこだわりが感じられます。かしわごはん、次回は食べてみたいと思います!
ふくちゃんラーメンのカウンター |
ラーメン 700円
チャーシューメン 900円
チャーシューワンタンメン 1,000円
ワンタンメン 850円
ミニラーメン 550円
替玉 100円
かしわごはん(おにぎり) 150円
キムチたまご 150円
からし肉みそ 150円
各種トッピング 200円
芋焼酎 300円
など
※この記事は2004年8月の情報です。メニューや料金は変更になる場合がありますので、ご了承ください。
新横浜ラーメン博物館
・所在地:横浜市港北区新横浜2-14-21
・営業時間:11:00~23:00(土日祝10:30~23:00)入場22:00まで、L.O.22:05
・定休日:年末年始(12月30日~1月2日)、展示替えなどの臨時休業あり
・交通・アクセス: JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄8番出口より徒歩1分
・地図:Yahoo!地図情報
・TEL:045-471-0503
・HP:新横浜ラーメン博物館
【関連サイト】
・All Aboutラーメンガイドサイト