ホテルニューグランドの本館が改修を経てリニューアル

本館の大改修を終えたホテルニューグランド(2016年10月3日撮影)

本館の大改修を終えたホテルニューグランド(2016年10月3日撮影)

横浜を代表するクラシックホテル、ニューグランド本館の耐震改修工事が完了し、2016年10月、リニューアルオープンしました。横浜市認定歴史的建造物、経済産業省の近代化産業遺産にも指定されている本館建物の価値を「100年先、次世代へ受け継ぎたい」という思いから、開業した1927(昭和2)年当時の意匠や雰囲気はそのままに、耐震性を高めたという今回のリニューアル。開業当時の姿がそのまま残されている、奇跡のような空間をご紹介いたします。

開業当時から受け継がれている大階段&ロビー

ホテルニューグランド本館の大階段。階下から見上げる気品ある姿は、歴史と伝統を感じさせてくれます(2016年10月3日撮影)

ホテルニューグランド本館の大階段。階下から見上げる気品ある姿は、歴史と伝統を感じさせてくれます(2016年10月3日撮影)

本館エントランスを入ると出迎えてくれる大階段。“ニューグランドブルー”の絨毯の脇を囲むイタリア製タイルは、開業時から変わらぬまま使い続けられています。ニューグランドを訪れた著名人をはじめ、ニューグランドで挙式した多くのカップルもここで記念撮影したことでしょう。

本館2階のロビー。アンティーク家具の配置などはそのままに、美しくリニューアル(2016年10月3日撮影)

本館2階のロビー。アンティーク家具の配置などはそのままに、美しくリニューアル(2016年10月3日撮影)


本館2階へとあがると、重厚な空間が広がるロビーになっています。漆喰の天井レリーフも工事前の意匠はそのままに耐震性を高め、美しく明るくなりました。「キングスチェア」などアンティーク家具の配置などはそのままで、以前と変わらない雰囲気です。
ロビー奥には、天使を模した彫刻が施されたアンティーク(横浜家具)の肘掛け椅子がさりげなく置かれています。天使に触れた者は幸福を得られるという言い伝えがあるのだとか(2016年10月3日撮影)

ロビー奥には、天使を模した彫刻が施されたアンティーク(横浜家具)の肘掛け椅子がさりげなく置かれています。天使に触れた者は幸福を得られるという言い伝えがあるのだとか(2016年10月3日撮影)


昭和初期の香りを残す宴会場

本館2階「フェニックスルーム」「レインボーボールルーム」も見学させていただきました。こちらも開業当時の姿はそのままです。通常時は宴会場として利用されていますが、「横浜市民感謝DAY!!」などイベント時には入室できることがあります。イベント情報はこちら→公式サイト
1927年、ホテルニューグランドとして開業したときに誕生した宴会場「フェニックスルーム」。フェニックス=不死鳥を意味し、ホテルのシンボルマークにもなっています。昭和初期の姿のまま、次世代へと受け継がれます(2016年10月3日撮影)

1927年、ホテルニューグランドとして開業したときに誕生した宴会場「フェニックスルーム」。フェニックス=不死鳥を意味し、ホテルのシンボルマークにもなっています。昭和初期の姿のまま、次世代へと受け継がれます(2016年10月3日撮影)


かつて華やかな舞踏会が催されていた「レインボーボールルーム」。漆喰天井の補修改修は日本初の試みで、開業時に同ホテルの建設を担当した清水建設が最新技術を駆使し、耐震補修が行われました。
レインボーボールルームの天井レリーフは、当時の漆喰職人が手がけた最高傑作。最新技術を駆使し、耐震補修が施されました(2016年10月3日撮影)

レインボーボールルームの天井レリーフは、当時の漆喰職人が手がけた最高傑作。最新技術を駆使し、耐震補修が施されました(2016年10月3日撮影)

サロンやVIPルーム、来賓控室などに利用される「パームルーム」もリニューアル。デザインのモチーフは「クラウン」(2016年10月3日撮影)

サロンやVIPルーム、来賓控室などに利用される「パームルーム」もリニューアル。デザインのモチーフは「クラウン」(2016年10月3日撮影)

「ティアラ」をデザインモチーフとしたブライダルサロン。キーカラーは「サムシングブルー」(2016年10月3日撮影)

「ティアラ」をデザインモチーフとしたブライダルサロン。キーカラーは「サムシングブルー」(2016年10月3日撮影)


新メニューも登場!本館レストラン

本館1階コーヒーハウス「ザ・カフェ」は山下公園の緑や光が感じられる空間に(2016年10月3日撮影)

本館1階コーヒーハウス「ザ・カフェ」は山下公園の緑や光が感じられる空間に(2016年10月3日撮影)

耐震工事と合わせて、本館レストランもリニューアルしました。スパゲッティ ナポリタンをはじめ、シーフードドリア、プリン・ア・ラ・モードといった伝統料理の数々が味わえる、本館1階コーヒーハウス「ザ・カフェ」。入口を入ると、ショーケースが広く明るくなった印象です。店内は改装前と同じ、木の温もりがあふれる居心地のよい空間が広がります。テーブルの配置が変わり、また柱に鏡がとりつけられて、よりいっそう山下公園からの光やグリーンがたっぷりと感じられるようになりました。<営業時間:10:00~21:30(L.O. 21:00)>
本館1階コーヒーハウス「ザ・カフェ」に新しく加わったメニューのひとつ「本日のキッシュ」(2016年10月3日撮影)

本館1階コーヒーハウス「ザ・カフェ」に新しく加わったメニューのひとつ「本日のキッシュ」(2016年10月3日撮影)

ホテルニューグランド伝統のメニュー「シーフードドリア」(2016年10月3日撮影)

ホテルニューグランド伝統のメニュー「シーフードドリア」(2016年10月3日撮影)

ショーケースには、昔懐かしいバタークリームケーキをはじめ、人気のショートケーキ、サバラン、定番メニューとなった「窯焼き クラシックプリン」などが並びます(2016年10月3日撮影)

ショーケースには、昔懐かしいバタークリームケーキをはじめ、人気のショートケーキ、サバラン、定番メニューとなった「窯焼き クラシックプリン」などが並びます(2016年10月3日撮影)


本館1階イタリアンレストラン「イル・ジャルディーノ」はイタリア語で「庭」という意味。これまで同様、中庭が感じられる空間はそのままに、親しみやすいリストランテとして生まれ変わりました。新たにイタリア各地の郷土料理がメニューに加わり、食事をしながらイタリアを旅する気分が味わえます。<営業時間:11:30~16:30(L.O. 15:00)、17:00~21:00(L.O. 20:00)>
ホテルニューグランドの中庭に面している、本館1階イタリアンレストラン「イル・ジャルディーノ」(2016年10月3日撮影)

ホテルニューグランドの中庭に面している、本館1階イタリアンレストラン「イル・ジャルディーノ」(2016年10月3日撮影)

「Tボーンのグリエ レモン添え」は、牛肉の産地が多いイタリア中部のメニュー(2016年10月3日撮影)

「Tボーンのグリエ レモン添え」は、牛肉の産地が多いイタリア中部のメニュー(2016年10月3日撮影)

三方を海に囲まれたイタリア南部のメニュー「アックァ・パッツァ」(2016年10月3日撮影)

三方を海に囲まれたイタリア南部のメニュー「アックァ・パッツァ」(2016年10月3日撮影)



本館1階バー「シーガーディアンII(ツー)」では、椅子や絨毯の張り替えが行われ、重厚な雰囲気はそのままに、心地よさがアップ。サボイのカクテルブックにも紹介されている「ヨコハマ」や「バンブー」など伝統のカクテルはもちろん、俳優の藤 竜也さんが命名した新作カクテル「ヨコハマElegance」などで、ニューグランドならではの大人の時間を愉しんでは。<営業時間:17:00~23:00(L.O 22:30)>
多くの著名人がグラスを傾けたバー「シーガーディアンII」のカウンター(2016年10月3日撮影)

多くの著名人がグラスを傾けたバー「シーガーディアンII」のカウンター(2016年10月3日撮影)

正統派・英国調バーとして重厚な雰囲気はそのままにリニューアル(2016年10月3日撮影)

正統派・英国調バーとして重厚な雰囲気はそのままにリニューアル(2016年10月3日撮影)

入手困難で幻のウイスキーともいわれている「イチローズ・モルト」(シーガーディアンII、IIIオリジナルボトル)を限定数で提供。1ショット2916円、ボトル48600円(いずれも税込)(2016年10月3日撮影)

入手困難で幻のウイスキーともいわれている「イチローズ・モルト」(シーガーディアンII、IIIオリジナルボトル)を限定数で提供。1ショット2916円、ボトル48600円(いずれも税込)(2016年10月3日撮影)


「SOGOショップ」がオープン

「SOGOショップ」ではホテルのモチーフをあしらった商品など、ホテルニューグランドにふさわしい上質なアイテムがそろいます(2016年10月3日撮影)

「SOGOショップ」ではホテルのモチーフをあしらった商品など、ホテルニューグランドにふさわしい上質なアイテムがそろいます(2016年10月3日撮影)

山下公園に面したスペースには、新たに「SOGOショップ」がオープン。ホテルニューグランドのシンボル「フェニックス」をモチーフにしたオリジナル商品(約50アイテム)をはじめ、横浜土産、ハイグレードな商品をそろえるブランド「YOKOHAMA GRAND」など、約2000種の商品が並びます。合わせて、百貨店で扱うギフト商品、セブン&アイグループのショッピングサイト「オムニ7」の商品購入、受け取りもこちらでできます。まるで、そごう横浜店の支店ができたよう。<営業時間:9:00~19:00>
横浜の老舗企業「丸加」がつくった「フェニックスシリーズ 横濱ヒストリースカーフ」(16200円)(2016年10月3日撮影)

横浜の老舗企業「丸加」がつくった「フェニックスシリーズ 横濱ヒストリースカーフ」(16200円)(2016年10月3日撮影)

フェニックスのモチーフをあしらった「フェニックスシリーズ 今治タオル」(各種1620円~)(2016年10月3日撮影)

フェニックスのモチーフをあしらった「フェニックスシリーズ 今治タオル」(各種1620円~)(2016年10月3日撮影)

背中にフェニックスをあしらった「フェニックスシリーズ フクゾー ポロシャツ」(19440円)(2016年10月3日撮影)

背中にフェニックスをあしらった「フェニックスシリーズ フクゾー ポロシャツ」(19440円)(2016年10月3日撮影)


今回は、本館パブリックスペース、宴会場、レストランなどの改修工事で客室は含まれていませんが、本館客室は2004年に大幅リニューアル済。全室ハーバービューの「タワー」とともに、ニューグランドでの横浜ステイも検討してみては。変わらぬまま美しくなった、ホテルニューグランド本館。これを機に、ニューグランドならではの伝統のおもてなしにふれてみてください。

■ホテルニューグランド
住所:横浜市中区山下町10
交通・アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅 1番出口より徒歩約1分
TEL:045-681-1841(代)
URL:ホテルニューグランド

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