らーめんの千草 |
※この記事は2004年3月の情報です。らーめんの千草は退店しました。
なぜラーメンの源流なのか。ラー博によると「一般的に『ラーメン』というと、しょう油・味噌・塩・とんこつと大きく分けて4種類。が、今回登場するお店は、鶏以外の素材を一切使わない純鶏スープということで、新しいラーメンのルーツである」と説明されています。鶏ガラベースのスープはよくありますが、ネギやニンジンなどの香味野菜などは入らず、「鶏だけのスープ」ということが新しいようです。
らーめんの千草 |
らーめん(700円)をいただきました。あまり待つことなくラーメンがやって来ました。よい香りがします。見た目は超シンプルで、具はチャーシューとメンマ、ネギ。さっそくジマンのスープを一口。「熱っ!!」鶏油が浮いているので、とってもスープが熱かった……。でも最初だけで、あとはさほど熱くはありませんでした。とってもあっさり、さっぱりした味です。鶏の旨みがギュッとつまったスープです。
使われている鶏は青森県産で、550~700日も飼育される大型鶏。ブロイラーは生後約50日で出荷されると言いますから、さぞ大きいんでしょうね。鶏の肉とガラを別々の寸胴でとり、にごらないようそれぞれを「微笑むような火加減」でじっくり煮込んで、最後にあわせます。ラーメン1杯に0.5羽相当の鶏が使用されている計算になるそうです。
麺は白っぽく、不規則に縮れています。かん水が少な目の自家製麺とのこと。「あれ??」麺を持ち上げると、長い長い! 頭の上まで持ち上がるほど。
その長さのヒミツは広報紙「ラー博TIMES」に書いてありました。一般的な麺は約25cmぐらいですが、千草の麺は約70cm。「麺は1本2gで70本、合計140g入っている」とのこと。「ラーメンの醍醐味は麺の持ち上げだから、麺を長くしている」んですって。これまでのラーメンとはちょっとちがうようです。
長~い麺をしっかり持ち上げて、ズルズルズル……。写真を撮ったりして時間が経ったせいか、ちょっとやわらかい感じでした。「春木屋」の麺もおいしかったですが、こちらの麺もおいしい! 純鶏スープと合っています。
2枚のっているチャーシュー。これもスープと同じ鶏肉で、茶色っぽい方がモモ肉で、白っぽい方がムネ肉です。モモは噛みごたえがあって、ムネは繊維にそってさける感じでした。しょう油味はあまりせず、さっぱりした感じでした。
スープも具も「まるごと鶏」というラーメンなので、食べる前は「飽きるかも」と思っていましたが、ゼンゼンそんなことはありませんでした。ラー博店は3代目の遠藤圭介さんが仕切ります。「水以外はすべて本店の素材を確保しました」ということで、本店とほぼ同じ味が楽しめるのではないかと思います。
らーめんの千草 |
【らーめんの千草主なメニュー】
らーめん 700円
千草特製らーめん 900円
カツらーめん 1,000円
三陸わかめらーめん 850円
ミニラーメン 550円
ミニカツラーメン 750円
地ビール 500円
など
※この記事は2004年3月の情報です。らーめんの千草は退店しました。
新横浜ラーメン博物館
・所在地:横浜市港北区新横浜2-14-21
・営業時間:11:00~23:00(土日祝10:30~23:00)入場22:00まで、L.O.22:05
・定休日:年末年始(12月30日~1月2日)、展示替えなどの臨時休業あり
・交通・アクセス: JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄8番出口より徒歩1分
・地図:Yahoo!地図情報
・TEL:045-471-0503
・HP:新横浜ラーメン博物館
【関連サイト】
・All Aboutラーメンガイドサイト