ここからは、女性スタッフが仕切ってくれます。鉄板に入った味噌とお肉を半分別の小皿にとりわけ、鉄鍋に残ったお肉と味噌をよく混ぜます。そして、それを七輪の上に。3分ほどするとグツグツと音を立てはじめます。しらたきなどの具を入れて、さらにグツグツ。味噌の香ばしい香りが部屋中に漂います。この待ち時間が何とも言えず、長~く感じます。(写真……取り分けられたお肉と味噌。お肉の厚みは2.5cmぐらいです)
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味噌がとろとろになって、いい感じになってくると、女性スタッフが生卵を溶いてくれて、ほどよく煮えたお肉と材料を入れてくれます。この見極めがむずかしいところだそうで、素人が調理すると焦げ付いてしまうとか。小鉢に取り分けてもらう間、じ~っと見守ってしまいます。この香りだけでご飯が食べられそう。
お肉を一口でパクッ。やわらかい! おそらく味噌の力を借りなくても、そのままでもやわらかいお肉のようです。こってりして辛そうな味噌も、意外にあっさり味。甘い。この味、どこかで食べたことのあるような……と思いながらモグモグしていると、名古屋の味噌カツが浮かんできました。あの味をさっぱり、上品にしたような感じ?(並べて食べると、全然ちがうでしょうが)個人的には、卵に付けなくてもいいかなと思います。
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最後は季節のデザート。ちなみに私が行った時は「長芋のシャーベット」でした。これもかなり珍しいですよね。こだわりを感じます。横浜の思い出に、牛鍋をどうぞ!
●太田なわのれん
横浜市中区末吉町1-15 045-261-0636
営業時間:平日17:00~22:00
土・日・祝日12:00~15:00、17:00~21:00
月曜定休
●主なMENU
一品料理……ぶつ切り牛鍋(5,500円)、すきやき(5,500円)、牛刺し(3,000円)、ごはん(600円)
牛鍋会席……9,000円~15,000円まで(特選15,000円は要予約、牛刺し付は12,000円)
土・日・祝日のランチメニュー……牛鍋御前(7,500円)、お子様御前(3,000円)
※データは2001年11月の情報です。