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和から楽しむミッドタウン ガレリア3階(2ページ目)

インテリアやデザインの関連ショップが集まる、ガレリア3階を中心に、特に「日本」を感じさせるショップをご案内します。同じフロアには、60分で巡る「ミッドタウンツアー」受付カウンターもあるんですよ。

執筆者:妹尾 みえ

メイド・イン・ジャパンが一堂に!


訪れた日は、一画で「三河武士の凱旋」」と題し、愛知県三河地方の逸品を集めたミニ展示を開催中。こちらのサイダーはサムライ三河武士シリーズのひとつ。5月は「伊勢展」。

個性的なショップが並ぶ中で、とりわけ「ここって何のお店?」と気になったのが「The Cover Nippon」。

日本のモノづくりの継承と発展のために、メイド・イン・ジャパンにこだわり、 日本各地からこだわりの品々を集めています。

といっても、いわゆるアンテナショップではありません。地酒から、 ファブリック、家具、照明まで各地のモノづくりの達人たちによる逸品が一堂に会し、衣食住のあらゆる面から新しい生活を提案しよう、というライフスタイル・ショップなのです。

たとえば100数十円の水もあれば、百数十万円の陶製風呂(!)もあり、黒檀の畳あり、ジーンズ素材のソファあり、と価格も種類もさまざま。

お酒とグラス、草履と、ユニークなコンセプトで展示がなされた一画も

すぐれた製品を創ちながら、販売の方法を持たなかったり、利益につながらないで苦戦するメーカーや職人さんのお話は、よく耳にするところです。
そしてまた、私たちも、丁寧に創られた味のある国産品が欲しいと思っても、どこで手に入れたらよいのか分からないのが実情ではないでしょうか。

そこで、NPO法人が製造を、株式会社が販売をバックアップ。生産者と消費者のパイプ役となり、地域を活性化させ、より広く商品を知らせていこうとしているわけです。

地方活性化、すぐれたアーティスト(職人) を応援するためにも、これからも注目していきたいショップです。

The Cover Nippon(六本木ミッドタウン)
http://www.tokyo-midtown.com/jp/shop/191/index.html

The Cover Nippon公式サイト
http://www.thecovernippon.jp/

ガレリア3階 和をテーマにしたショップ

お箸もこれだけ並ぶとにぎやか!

この他にも、同じフロアには、和を感じるショップがいくつかあります。

お箸の専門店「箸長(はしちょう)」には、なんとお箸が2000膳以上。すべて、天然木と漆を使った職人の手作りだそうです。

長さはもちろんのこと、お豆腐用や納豆用のお箸があったり、なるほどと感心することしきり。

お椀や小物も売っています。
本店は銀座夏野です。新丸ビルにも出店されていますね。

●銀座夏野 http://www.e-ohashi.com/

また、「洋風和装」をコンセプトにした「菱屋カレンブロッソ」は、大正15年創業の和装履物店「菱屋」の直営店。花緒サンダルや柿渋染め帆布のトートバッグが人気です。

●菱屋カレンブロッソ  http://www.calenblosso.jp/


伝統的な「瀬戸焼」の技術と、現代の視点を融合させた陶磁器ショップ「NAGAE」 もまた、日本の文化との新しい出会いがあるお店。長く愛用できる、シンプルながら質のいい食器や鍋がみつかるにちがいありません。

●NAGAE http://www.nagae-seto.jp/

柳宗理デザインのキッチンウエアが全て揃うことで話題です。「手におさまる、くらしの道具をさがす店」として、他にも小泉誠ら日本人デザイナーの手による、良質な日用品が約250点。モノトーンを基本にした品物が多い。小さなギャラリーがあり、企画展も行われています。

●SAYA
 http://www.shop-saya.com/

和モダンが新しい、京都を拠点にする「リコルディアンドスフェラ」の東京初出店店舗。竹材をふんだんに利用した店内には、日本の伝統的な美意識を感じさせるテーブルウェア、キッチン雑貨などが並び、独特の雰囲気を醸し出しています。シンプルだが飽きのこない美しさのある京都の鍛金製品コーナーは必見です。

●Sfera(スフェラ)http://www.ricordi-sfera.com/index_j.html

「とらや」が提案する和菓子のある暮らし

大きな暖簾は、ひときわ迫力があります。くぐる時、少しドキドキ

最後に、ガレリア3階のグループではありませんが、和つながりで和菓子の老舗「とらや」をご紹介します。

このミッドタウン店では、和菓子だけでなく、器やお茶、風呂敷、黒文字、書籍など、とらやが選んだこだわりの品々も販売。和菓子のある暮らしに目の行き届いた店づくりが、新鮮です。

ちょっと欲しくなったのが、虎のワンポイントプリントが施されたトートバッグ。
羊羹をいれて持ち運ぶのにぴったりですとの説明に、惚れました。

また、特にユニークなのは、左奥をギャラリースペースとし、企画展がおこなわれているところ。
オープニングは「ようかん『夜の梅』展」。 「夜の梅」は、とらやの代表的商品。この羊羹のために、5人の工芸作家が器をつくる、という贅沢な企画です。

手前がこだわりの品々。奥がギャラリーになっています。限られたスペースを、文化の発信に贅沢に使う、まさしく新しい発想のお店です

今後は、ふろしき、漆(うるし)をテーマにした展覧会が予定されています。
本店の「虎屋文庫」でも、年に何回か、貴重なコレクションの中からユニークな展示がおこなわれていますが、こちらはこうした現代作家たちの作品が中心となるようです。

なお、こちらにも喫茶「虎屋菓寮」が併設されています。通常のあんみつの感覚からは少々お値段も張りますが、本当の餡の美味しさを味わうことが出来ます。お赤飯をメインにしたランチなどもあります。

とらや(ミッドタウン) http://www.tokyo-midtown.com/jp/shop/81/index.html

とらや公式サイト 
http://www.toraya-group.co.jp

新たな試み「とらや」ミッドタウン店(All About和菓子)
http://allabout.co.jp/gs/wagashi/closeup/CU20070323A/

 

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