箱根の玄関口、箱根湯本
早川越しに望む箱根湯本温泉 |
さらに温泉宿だけでなく「天山湯治郷」、「湯の里おかだ」といった、日帰り入浴施設も数多くあるので、気軽な日帰り湯を楽しむのにも最適なエリアです。
■天山湯治郷
「ひがな湯治 天山」には、岩風呂や洞窟風呂といった野天風呂や内風呂、男湯五湯、女湯六湯点在。いずれも源泉100%かけ流し。食事処や休憩用の座敷も用意されていて、一日中楽しめます。はしご湯券100円を購入すれば、「かよい湯治 一休」での入浴も可。
■湯の里おかだ
湯坂山の中腹に位置していて、5本の自家源泉から湧出する豊富な湯が17種類のお風呂に注がれています。高台にあるので、山の緑や山から下りてくる涼風が気持ちいい。貸切おやすみ処(有料)や食事処も完備。
駅前から続く駅前通りには、約50店ほどの土産店や食事処がズラリと並び、お土産選びや食事に重宝します。なかでもガイドおすすめなのが「丸嶋本店」の温泉まんじゅう、「竹いち」のすり身団子、「ちもと」の湯もちとわらび餅。ほかにも干物や梅干しの専門店、かまぼこや漬け物店、和雑貨や和菓子店など、ここではご紹介しきれないほど、たくさんの名店が揃っています。
その一方で、こんこんと湧き出す箱根の名水を使った、豆腐店やそば処が多く見られるのも、このエリアの特徴のひとつです。
■その他のスポット
・「本間寄木美術館」
江戸末期に畑宿で生まれた寄木細工を受け継ぐ、本間昇氏が収集した江戸~昭和の名品500点中200点を常時展示。体験教室(有料)で実際にトライすることも可。
【関連サイト】
「箱根湯本観光協会」
落ち着いた風情の塔ノ沢・大平台
塔ノ沢周辺、早川沿いの渓谷の風景 |
大平台温泉は、昭和24年に開湯されたという新しい温泉地。比較的こぢんまりとした温泉宿が点在するほか、「姫之湯」という共同浴場があり、箱根では珍しく地元の人たちに混じって湯浴みできます。古くは寄木細工の産地として知られ、また名水の里としても知られていて、仙元山中腹の岩間から沸き出す「仙元の泉」は、長寿の水とも姫の水とも言われているそうです。