シングルパパ・ママは忙しい!お金を稼いで家事もして―
あー、また遅いのぉ? |
ひとり親家庭の子どもたちは、誰よりも一緒に暮らすママ・パパの愛情を求めて止みません。「いつどんなときも目を離さず見守っていて欲しい」。どれだけ切実にこの思いを胸に抱えているでしょう? ところが、ひとり親であるママ・パパは、とにかく忙しい。お金を稼いで家事もして―。生活のすべてをひとりで担わなければならないわけです。
時間の余裕も心の余裕もないと?
子どもが「今日学校でね……」とか、「算数の宿題わかんないんだけど―」と話を持ちかけても、「今ちょっと忙しいから、後でね」と言ったきり、バタバタした挙句、結局遅い時間になり「あら、もうこんな時間。早く寝なさい」。子どもは満たされない思いで小さな胸を痛めながら、眠るしかない―。「ママ・パパは僕のことなんかより、仕事や他のことが大事なんだ。僕なんていないほうがいいのかも知れないな……」これが、しばらく続いてしまうと、子どもは傷つき、少しずつ心が壊れていってしまうこともあるのです。
→子どもは大人の事情、親の気持ちのすべてはわからない