DV(ドメスティックバイオレンス:配偶者らからの暴力)は今…
「アルコールは自制心を失わせDVへと走らせることも…」 |
離婚・カップルカウンセラーの岡野あつこです! 日本でDV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律)が施行されてから3年が経ちました。警察庁は2004年のDVについて以下のような結果を報告しています。
●ドメスティックバイオレンスに関するまとめ(警察庁 2004年)
・相談、被害届受理:1万4410件(前年比14.7%増)
・事件に発展 :1094件(そのうち殺人・殺人未遂は75件)
・裁判所が被害者の保護命令を出したことを警察に通知
:1774件(前年比18.3%増)
・命令違反の摘発 :57件
・被害者 :女性99.0%、年齢30代37.0%、20代、40代、50代と続く
・加害者 :30代が最も多く、40代、50代、20代と続く
これは単純にDVが増えているという結果を示すものではなく、前年度よりもますますDV防止法が世の中に浸透し、これまでDV被害者であっても苦しみながら我慢してきた女性たちが、DVという悪についてNOと言えるようになってきたことを示しているのではないでしょうか?
→次ページでは、逆DV~妻の暴力について考えます!