◆第4段階 実行
いよいよそのときが来ました。お互いに感情的にならず、理性的に、これからのことを話し合いましょう。とは言っても、それは難しいこと。できれば親しい人に間に立ってもらい、両者の言い分を理解した上で、客観的な立場から話し合いを進めてもらえばベストです。もしそうした人が見当たらない場合、法律事務所や公的機関に相談することもできます。このときも、自分の立場と条件を飾ることなく明らかにすることが大事です。意地になって無理な条件を出したり、焦って妥協したりすると、後になって悔いを残す原因となります。時間をかけても、お互いが折り合えるベストな条件を探し、そしてそれを文章化することが重要です。それらがクリアされてはじめて離婚届を提出します。
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◆第5段階 再出発
ここまでのプロセスでさまざまな選択をしなくてはならない場面が何度も出てくるはずです。大切なのは、最初にも述べたように?「自分が決める」ということ。そうすればこれらの経験は自分を大きく成長させてくれているはずです。それでも、その代償として精神的なダメージ、経済面での不自由、生活面での苦労などを支払わなくてはならない場合もあります。そんなときに支えとなってくれるように人を、身内や友人、地域や職場の間で作っておくことをお勧めします。離婚者という自分の立場や考えを隠さず、堂々と生きることで、理解者はきっと現れますし、話すことで自分の奈かにも自身が生れてくるでしょう。また、公共や民間の機関にもさまざまな相談窓口があるので、必要な場合には申し出てみましょう。
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