離婚相談にのってもらう、離婚調停の代理を頼むなど、離婚するときに力になってくれるのが弁護士です。
たとえば私の調停のとき、夫は「養育費は5万円しか出せない」と言ったのですが、弁護士が「あなたにはこれだけの収入があるのだから、10万円は出せるでしょう」と言ってくれました。やはり法の専門家。もし私なら「もっと出せるでしょ!」と怒鳴るだけで、とても10万円にはならなかったでしょう。
この弁護士選びですが、「弁護士なら誰でもいいんじゃない」と思ったら大間違いの素。はっきり言って離婚相談は、弁護士にとってあまりお金になる仕事ではないんです。だから中にはイヤがって引き受けてくれない方もいるようです。引き受けても片手まですませる人、あるいは「お金だけ引き出そう」という気持ちが見え見えの人もいるので、よくよく気をつけてほしいと思います。
●弁護士の相談の仕方
弁護士に法律相談に行く場合、いくつかの注意点があります。法律相談は30分5000円が相場で、延長するとその分だけ料金がかかります。相談はなるべく要点をついて話し、的確なアドバイスをもらいたいものです。30分なんて本当にあっという間。挨拶して世間話で終わったら困ります。そうならないためにも事前にメモを作っていくことが大切です。
私の場合は【1】夫の年収は推定2000万円くらいだが、財産分与、慰謝料はどのくらいになるのか。【2】子供は自分が引き取りたいが、養育費はいくらになるのか。【3】夫名義の家は自分がもらい、両親と子供と住みたいが、名義変更は簡単にできるのか。などといったことを書いていきました。
またその際に、戸籍謄本や住宅の登記簿謄本など、思いつく限りの資料を全部持って行きました。とにかく弁護士に会ったら、単刀直入に用件を切り出すことです。