前回の記事では、浜松にオープンした女性に優しいビジネスホテルについてご紹介しましたが、今回は仕事で訪れた合間にも、ふらっと足を延ばせるスポットをご紹介したいと思います。

浜松は日本で初めてピアノが作られた街であり、現在も世界的な楽器産業が集まるところ。世界的な音楽家を多く輩出し、街のあちこちでたえず音楽イベントが行われています。近年は「楽器の街、音楽の街」として広く発信しています。その先駆けとして平成7年に誕生した「浜松市楽器博物館」へ行ってきました。何を隠そうこの私も、約10数年間ヤマハ音楽教室に通い、オルガンやピアノに親しんでいたこともあり、楽器には人一倍興味があります。世界の楽器が常時1200点展示される上に、実際に楽器に触れられるコーナーもあると聞き、ワクワク気分を抑えきれずに館内へ入りました。

世界の楽器に見て触れる、日本初の公立楽器博物館

外観
インドネシアのガムランの展示スペース。ヘッドホンとモニターで音と演奏風景が楽しめます
受付で無料イヤホンガイドを貸りてガイドに従って見学しました。1階の第1展示室に並ぶのはアジアと日本の楽器の数々。なかでも目を奪われたのはインドネシアの三種のガムラン。黄金に輝くきらびやかな姿に圧倒させられました。日本の楽器コーナーには琴の体験コーナーがあり、「さくら」の楽譜に合わせて弾くことができます。爪の付け方、指の置き方が丁寧に説明されているので、初めてでも簡単に弾くことができました。

外観
初期国産洋楽器の展示スペース。手前が体験用の足踏みオルガン
その奥の第4展示室には、浜松を中心とした初期国産洋楽器が展示されています。明治・大正・昭和時代のリードオルガンやピアノ、アコーディオンなどが展示され、昔懐かしい足踏みオルガンを体験することも! 鍵盤に触れていると、小学校の音楽室が目の前に蘇るようでした。

外観
さまざまな楽器に触れられるので子どもも喜びそう
その奥には体験ルームがあり、ピアノ、アフリカの太鼓、ギター、ベルなどさまざまな楽器に直接触れることができます。この日はちょうど誰もいなかったので、もう弾きたい放題! ピアノを独占して少ないレパートリーのなかから何曲がトライするうちに、不思議と指が軽やかに動き出すのでした。

外観
ヨーロッパの鍵盤楽器はどれもデザインが優美です
地下へ降りて最も興味を抱いたのが、ヨーロッパの鍵盤楽器を陳列したコーナー。オルガン、グラヴィコード、チャンバロ、ヴァージナル、スピネット、ピアノなど、ひとことで鍵盤楽器といっても多種に渡ります。その音色の美しさもさることながら、デザインの美しさも必見! ベートーベンやショパンが生きていた頃のピアノなど、価値の高いものも多く、直接鍵盤に手を触れることはできませんが、ヘッドホンを通じて音色を楽しむことができます。唯一スピネットの体験コーナーがあったので弾いてみました。女性的な何とも優しい音色に魅了させられました。

こちらの博物館では不定期でガイドツアーやミュージアムサロン(無料・自由参加)、楽器体験ワークショップ(無料・要申込)、レクチャーコンサート(有料・要申込)などを行っているので、時間があれば参加してみるといいでしょう。さらに楽器ついての知識が増えそうです。

浜松市楽器博物館
・住所:静岡県浜松市中区中央3-9-1
・地図:Yahoo!地図情報
・TEL:053-451-1128
・営業時間:9:30~17:00
:休館日:毎月第2水曜(祝日の場合は翌日、8月は無休)。12/29~1/3、その他施設点検等による臨時休館あり
・入館料:大人(大学生以上)400円
・交通(電車):JR浜松駅北口から徒歩10分
・交通(車):東名高速道路浜松IC、または浜松西ICから車で約30分

時間をかけてじっくりと鑑賞したあと、隣接するミュージアムショップへと向かいました。他では見られないユニークな楽器グッズがいっぱい見つかりました。詳しくは次ページへ。