シンプルで飽きのこない、普段づかいの器に出合う
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ガラス張りの店内では、作品たちが柔らかな自然光に照らされていました |
ここ「nagi」は、県内を中心に10名ほどの作家による器を主に扱う、生活雑貨のセレクトショップ。陶器、木工、ガラスと素材はさまざまですが、どれもシンプルで手づくりの温もりを感じる、普段づかいの器ばかり。毎日飽きずに使い続けられて、使うほどに愛着が湧いてきそうです。
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屋根裏部屋に迷い込んだような2階スペース |
靴を脱ぎ階段を上ると、屋根裏部屋のような小さなスペースに棚やテーブルが配され、作品が静かに並んでいました。棚やテーブルなどの什器はすべてスタッフによる手づくりだそうで、作品を温かく包みこんでいます。手削りの小さな皿や器、さまざまな形のスプーンがとても可愛らしい、多治見の松本寛司さんの木工作品。薪で焼き締めているため灰がうっすらと付き、何ともいえない深い色合いに仕上がっている、「nagi」の阿久津真希さんの陶器作品。どれも素敵でした。
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友人の家を訪れたようなアットホームな雰囲気のショップ |
ショップの外には、小さなテーブルとイスが置かれています。スタッフの方いわく「長い道のりをここまで来てくださったお客さんに、休憩してもらいたい」との思いから作られたそう。こうした優しい心づかいに、またまた心が温もるのでした。
「
nagi(なぎ)」
・住所:長野県安曇野市穂高有明7858-4
・地図:
Yahoo!地図情報・TEL:0263-83-4510
・営業時間:9:00~18:00(11~12月は~17:00)
・定休日:水・木曜、祝祭日。1~2月は冬期休業
・交通:JR大糸線穂高駅から車で約10分
安曇野で出会った人たちは、皆穏やかで心優しい人たちばかりでした。豊かな自然に包まれ、ゆったりとした時間に身を置いていると、人に優しくなれるのでしょう。安曇野の自然に育まれたハートフルなアート作品に触れて、疲れた心がちょっぴり元気になれました。