鉄道/駅、鉄道グッズ

マニアなスイカ、パスモ コレクション(2ページ目)

JR東日本のスイカ、首都圏私鉄やバスで使われるパスモ、関西のイコカなどICカードが全国的に普及してきた。こうしたカードの収集について語る。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

スイカの普及と記念カード

スイカ、モノレールスイカ、りんかいスイカ
色違いのスイカ。上からJR、モノレール、りんかい線用である。現行のものと違ってペンギンや諸々のマークがなく、すっきりしている。
ICカードの元祖Suicaが登場したのは2001年11月。最初は乗車券機能のみであったので、標準タイプの図柄でさえ、現在のものとは微妙に異なる(前のページの写真参照)。こうした些細なことで嬉しくなれば、あなたはもう立派なマニアの仲間入りだ。

2002年4月にSuicaは東京モノレールでも利用されるようになった。これに伴いモノレール・スイカが登場。JRのSuicaはJRのコーポレイテッド・カラーの緑が採用されているが、モノレール・スイカのシンボルカラーはオレンジ。標準タイプの緑のJRカードに対抗すべく、別カラーのバージョンが出現したのだ。2002年末には、りんかい線でもSuicaが登場。こちらのコーポレイテッド・カラーは青なので、りんかいスイカは青バージョンとなった。
スイカで買い物
スイカで買い物ができるようになった。
スイカとイコカ相互利用開始記念
スイカとイコカの相互利用が可能になり、関西でスイカが、首都圏でイコカが使えるようになった
本庄早稲田駅開業記念
上越新幹線の本庄早稲田駅が開業。スイカの図柄としては珍しく列車が登場した
その後、乗車券としての機能に買い物ができる電子マネーとしての機能が追加され、利便性が飛躍的に向上したり、関西で使われているJR西日本のイコカIcocaとの相互利用が開始されたりした時に記念スイカが発売されている。

また、上越新幹線に本庄早稲田駅が新設されたときにも記念スイカが発売された。これらは、発売と同時に売り切れとはならなかったと記憶している。本庄早稲田のスイカなどは、発売後数日経ったときに、東京駅構内のポスターで存在に気づいたので窓口で訊いたらまだ残っていたので購入したものだ。この頃は、記念カード入手も容易で、ずいぶんのんびりしていたようだ。

次のページでは、パスモ登場後を見てみよう。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます