鉄道/駅、鉄道グッズ

マニアなスイカ、パスモ コレクション

JR東日本のスイカ、首都圏私鉄やバスで使われるパスモ、関西のイコカなどICカードが全国的に普及してきた。こうしたカードの収集について語る。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

磁気カードからICカードの時代へ

スイカ
一般的なスイカだが、次ページのスイカとは微妙に異なっている。
パスモ
パスモ登場で首都圏の鉄道利用者の多数がICカードを利用するようになった。
カード収集
オレンジカードやパスネット全盛時代は、カードの種類も多くコレクションは充実していた。
Suica(スイカ)などのICカード乗車券が都市部を中心に普及し、鉄道を利用するのが大変便利になった。さらに、こうしたカードはお店などで買い物もできたり、コインロッカー、さらにはマンションのキーや会社・大学の入館証などにも使用できるとあって、生活そのものが画期的に変化しつつある。

ICカードはお金をチャージすれば何回でも際限なく使えるものだ。オレンジカードやイオカード、パスネットなどの磁気カードは金額分を使いきってしまえば、新たなカードを別に買うこととなった。それゆえ、図柄が何種類もあれば、それらを集めて楽しむことも可能であり、カード・コレクションも不自然ではなかった。

ところが、無制限に利用可なICカードは原理的には1枚あれば充分であり、それを複数枚持つ必要はない。定期券利用のときに、ICカード1枚では経路が収まらない場合があるものの、それは例外といってよい。つまり元々は、ICカードはコレクションの対象には不向きなのだ。


記念りんかいスイカ
りんかい線全線開業記念として2002年12月に発売された記念スイカ。入手は困難を極めた。
それでも、ICカードにも種類があり、バージョンなどが出てくれば、当然それらを集めたくなるマニアも存在する。Suicaに関しては、マニアの存在を意識してか、記念Suicaなるものを時々発売する始末である。筆者も、こうした「記念」には弱いので、ついつい買ってしまう。

そんなわけで手元に集まってしまったカードを中心に、何枚かご紹介しよう。

次のページでは、スイカの歴史を記念カードで振り返ってみる。
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