磁気カードからICカードの時代へ
一般的なスイカだが、次ページのスイカとは微妙に異なっている。 |
パスモ登場で首都圏の鉄道利用者の多数がICカードを利用するようになった。 |
オレンジカードやパスネット全盛時代は、カードの種類も多くコレクションは充実していた。 |
ICカードはお金をチャージすれば何回でも際限なく使えるものだ。オレンジカードやイオカード、パスネットなどの磁気カードは金額分を使いきってしまえば、新たなカードを別に買うこととなった。それゆえ、図柄が何種類もあれば、それらを集めて楽しむことも可能であり、カード・コレクションも不自然ではなかった。
ところが、無制限に利用可なICカードは原理的には1枚あれば充分であり、それを複数枚持つ必要はない。定期券利用のときに、ICカード1枚では経路が収まらない場合があるものの、それは例外といってよい。つまり元々は、ICカードはコレクションの対象には不向きなのだ。
りんかい線全線開業記念として2002年12月に発売された記念スイカ。入手は困難を極めた。 |
そんなわけで手元に集まってしまったカードを中心に、何枚かご紹介しよう。
次のページでは、スイカの歴史を記念カードで振り返ってみる。