その他のマイナーな時刻表
JR以外の鉄道会社の時刻表も多彩だ。
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私鉄のダイヤはパターン化されているが、途中駅での追い越しなど時刻表を眺めていると色々なことがわかる。 |
東武、西武、小田急、京王、京成、京急、近鉄、京阪など発行回数に差はあるが、沿線の駅売店や書店などで売っている。JRでも地域限定のバージョンがある。
北海道限定の「
道内時刻表」は、鉄道のみならずバスの時刻表も詳細なので愛用者がいる。月刊で都内の一部書店でも販売されるので、目に触れる機会も多い。
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貨物列車のダイヤは「貨物時刻表」で調べられる。 |
旅客列車ではないが、「
貨物時刻表」も鉄道ファンの間では人気がある。もともとは貨物の荷主対象の業務用であったものだが、一般販売もするようになったところファンには好評で愛読者もいる。貨物列車の情報は、普通には知られていないので貴重な資料なのだ。
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ヨーロッパのターミナル駅は行き先もまちまちな列車が発着しているので、時刻表なしでは立ち往生してしまう。 |
以上は、国内の時刻表だが、ヨーロッパの鉄道時刻表として有名な「
トーマス=クック鉄道時刻表」は、何と日本語版が年4回、「地球の歩き方」シリーズの版元であるダイヤモンド・ビッグ社より定期刊行されている(2009年からは年2回になる)。ヨーロッパを鉄道を使って自由旅行する人が増えたため発行に踏み切ったようで、すでに、20年以上も続いている。
時刻表の読み方は?
かように時刻表は各種あるが、トーマス=クックも含めて
紙面の構成の基本は同じだ。どれでも手にとって頻繁に眺めていれば使い方に慣れてくるだろう。注意点としては、毎日運転されない列車もあるので、
運転日などの註に気をつけること、途中での追い抜きがあったりして、必ずしも、左から右へ時系列に並んでいない場合もあるので、時には時系列の逆方向に探したほうがいい場合もあるといったことだろうか。
何はともあれ、新聞や広告でも眺めるように、時間が余ったときに、まずは無目的に紙上の妄想旅行をしてみようではないか。