温泉地などに行くと近頃よく目にするのが「足湯」。足をお湯に入れるだけ、というその手軽さから大変人気がありますが、そんな足湯が、駅にもあるのをご存知ですか?
行き交う列車を眺めながら足をつければ、その心地よさに一日中列車に座ってだるくなった足が生き返る!そんな足湯のある駅の中から、改札内または改札外でも駅舎に隣接している5駅をピックアップしました。
上諏訪駅・足湯(JR東日本・中央本線)
元露天風呂の雰囲気を残す上諏訪駅足湯 |
JRになってからしばらくの間もそのままでしたが、やはり色々と管理上の問題もあったようで2002年に足湯に改装されました。足湯というと、たいていは東屋タイプのものが多いですが、そのような経緯から、この足湯は岩風呂風なのが珍しいですね。
足湯があるのは駅舎に接した1番ホーム。すぐ目の前で発着する特急列車を眺めながら、のんびり一息つくのはいいものです。
列車の乗車券を持っている人なら誰でも無料で入浴可。列車に乗らなくても、入場券を買って入場すれば利用できます。また、タオルがなくても大丈夫。改札を出てすぐ横にある売店でオリジナルタオル(190円)を販売しています。ちゃんと足湯にあるのれんと同じイラストが入っていて、記念にもなりますよ。
■場所:上諏訪駅(長野県諏訪市)1番線・ホーム上
■Yahoo!地図情報
[関連サイト]
上諏訪駅紹介/JR東日本長野支社
川湯温泉駅・あし湯(JR北海道・釧網本線)
足湯のほか駅舎内には喫茶店もあり、のんびりくつろげる |
この駅で下車したら、足湯に行く前にまずは駅前に出て駅舎を眺めてください。大きな三角屋根が特徴の山小屋風木造駅舎で、北海道はもちろん、全国でも屈指の名駅舎ですから必見です。
足湯は、駅舎の横にある専用の建物の中。屋内なので、天候を気にせず入れるのがいいですね。「川湯温泉」の温泉街は駅から約3kmほど離れているため、この足湯は川湯温泉から引いているわけではないそうですが、ナトリウム炭酸水素泉というれっきとした温泉です。何度か訪れたうち、一度だけ熱過ぎて足を浸けられなかったことがありましたが。
足湯で体の芯まで暖まった後は、駅舎内にある喫茶店「オーチャードグラス」へ。お腹をいっぱいにして、次の目的地に出発!木彫りの熊、駅舎、足湯、レストラン。これらすべてをクリアできたらあなたも「川湯温泉駅」通になれること間違いなし。
列車の本数が少なく、途中下車すると同じ方面への列車は2~3時間来ませんが、そんな待ち時間がいくらあっても足りない、楽しい駅なのです。
■場所:川湯温泉駅(北海道上川郡弟子屈町)改札外・駅舎横
■Yahoo!地図情報
[関連サイト]
■川湯温泉駅紹介/JR北海道釧路支社
■喫茶・オーチャードグラス
まだまだある駅の足湯は次のページで!