持ち運びに便利なモバイルノートPCだが、利用する場合に足りなくなりがちなものといえば──バッテリー残量はもちろんだが、それ以外にも不足しがちなのが「USB端子」ではないだろうか。USB端子を3基搭載しているモデルならまだいいが、2基ともなると、マウスを利用しただけでもう1基しか残らない。USBメモリーやHDD、Skype用ヘッドセット、メモリーカードリーダーなどなど、周辺機器を接続するたびに入れ替えなければならなくなってしまう。
このように複数の周辺機器を使いこなす場合、おそらくほとんどのユーザーがUSBハブを利用していることだろう。しかし、手軽にUSB端子を増やせるのはいいのだが、ケーブル経由でハブにつなぐのはあまりスマートではないし、取り回しも良くない……。
そんなジレンマにお悩みの貴兄に最適(?)なのが、バッファローコクヨサプライが2007年11月に発売したUSB2.0ハブ「BSHT300」だ。希望小売価格は1990円で、実売価格は1500円前後。
バッファローコクヨサプライが2007年11月に発売したUSBハブ「BSHT300」 |
BSHT300は、縦に180度スイング可能な3ポート搭載のUSBハブ。形を見れば一目瞭然だが、角度可変型の電源タップと同じように、USB端子に直接挿して利用できるのが魅力。USB端子が横に2基並んでいる場合は隣の1基をふさいでしまうが、その場合は付属の延長ケーブルを使うこともできる。USB端子の周りに邪魔になるような端子類を搭載していないモデルをお使いのユーザーにはバッチリオススメのハブと言える。
角度が180度変えられるので、このように立てて使うこともできる | 筆者のノートPCで使ってみたところ。USB端子が2基並んでいるため、1つは使えなくなってしまうのが残念 |
ちなみに筆者の使用するノートPCは2基並ぶタイプ。だが、片方に以前紹介したプリンストンテクノロジーのBluetoothアダプター「PTM-UBT3S」を差し、隣の端子にBSHT300を差してみた。PTM-UBT3Sの出っ張りがあるためハブは奥まで入らないものの、少し邪魔になる程度でそれほど違和感なく使えた。利用スタイルによっては、結構便利なグッズなのではないだろうか。
プリンストンテクノロジーのBluetoothアダプター「PTM-UBT3S」を側面に差したところ | ハブを差すとふさがってしまうUSB端子に、PTM-UBT3Sを差してみた。出っ張りがあるため奥まで入りきらなかったが、それほど違和感なく使えた |
■製品情報
・BSHT3シリーズ(BSHT300)
http://buffalo-kokuyo.jp/products/catalog/supply/bsht300/