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100万円!? パケット代の高額請求に注意(2)(3ページ目)

前回に引き続き、国民生活センターが発表した携帯電話のパケット通信関連相談を巡るトラブル事例から紹介していこう。

執筆者:安藏 靖志

とにかく“自衛”を!

こうしたトラブル事例をふまえての結論は以下の通りだ。

●Webサービスを利用する場合は、必ずパケット定額 or 割引サービスを契約すべし

上はNTTドコモの「パケ・ホーダイ

前回も紹介したが、各社のWebサイト閲覧サービスを利用する場合、パケット定額サービスや割引サービスを契約しないと、とんでもない高額のパケット通信料金が発生してしまう可能性がある。「1パケット0.21円」と言われると安く思えるが、実際は1MBのデータ通信で1680円もの金額がかかってしまうのだ。数百円程度で購入できる「着うたフル」も、パケット通信料として数千円の料金がかかる。少しでも利用する人は必ず何らかのサービスを契約しておくことが“自衛”につながることを覚えておきたい。

●PCモデムとして利用する場合は「青天井(上限なし)」なので注意

イーモバイルがスタートした定額制データ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」もオススメだ(上はPCカード型データ通信カード「D01NE」)

NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルともに、携帯電話をケーブルで接続してPC用モデムとして利用する場合はパケット定額サービスや割引サービスが適用されない。第3世代携帯電話になって通信速度が上がったため、パケット通信料金もそれに合わせて高額になりがちだ。PCでトコトンインターネットにつなぎたいという人は、割安なデータ通信専用プランを利用できるデータ通信カードを別途利用することをオススメする。

また、これら3社以外にもウィルコムや先日新規参入したイーモバイルなど、PCで利用できるデータ通信カードは各社が販売している。モバイラーにオススメのデータ通信カードの選び方などについては、またの機会に紹介したい。

●海外で利用する場合は、サービス内容を熟読しておこう

海外で利用する場合はサービス内容や料金のチェックを忘れずに(上はソフトバンクモバイルの「国際サービス サービスエリア検索」ページ)

NTTドコモ(「WORLD WING」対応機種)やau(「グローバルパスポート」対応機種)、ソフトバンクモバイルともに、海外で利用できるモデルを多数用意しているので、海外旅行や出張などで利用したことのある人も多いのではないだろうか。電話として利用する場合はそれほどナーバスになる必要はないが、通信利用する場合は気をつけよう。

海外旅行や出張に出かける前には、必ず利用する携帯キャリアのWebサイトでサービス内容や料金、注意事項などを確認しておこう。「明日はどこに出かけようかな~」なんて考えながら、PCモデムとしてWeb検索などに使ったりしたら、とんでもない金額になる可能性もある。ホテルなどでは無線LANや有線LAN、モデムなどのインターネット接続環境が整っている場合が多いので、PCモデムとして利用するのは避けてこうしたサービスを利用するのが賢明だ。

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