USB無線LANアダプタなら、無線LANの追加はとても簡単
では、デスクトップパソコンに無線LANを追加するにはどうしたらよいのでしょう? デスクトップパソコン向けの無線LANアダプタには、大別して3つのタイプがあります。・USBタイプ
・PCIバスタイプ
・Ethernetコンバータタイプ
一番のお勧めは「USBタイプ」です。Windows XPを搭載したデスクトップパソコンなら、USBタイプを強くお勧めします。USBタイプなら、普通のUSB機器と同様に、無線LANアダプタをUSBコネクタに接続するだけで無線LANを導入できます。
USBタイプには、「スティック型」と「据え置き型」が用意されています。無線ルータとデスクトップパソコンが同じ部屋にあるような好条件なら、目立たないスティック型が良いでしょう。パソコンの背面にあるUSB端子に付けておけばまったく目立ちません。
据え置き型なら、無線LANアダプタの位置を動かして電波の良く届く場所に設置できます。長めのUSBケーブルを使えば、高い位置に本体を設置できるなど、応用範囲が広い点が特徴です。
どちらも8,000円程度で購入できます。「IEEE 802.11g」規格で、USB 2.0を採用した製品がよいでしょう。
バッファローのWLI2-USB-G54は、IEEE 802.11gとUSB 2.0に対応した据え置き型USB無線LANアダプタ |
プラネックスのGW-US54Gは、USBスティック型の無線LANアダプタ。ヒンジ部分で本体の角度を自由に変えられる |
USBを搭載していないような古いパソコンを無線LANにしたいとき、企業でデスクトップPCを無線LANにするときは、盗難の危険性が低いPCIバスタイプが良いでしょう。一度、デスクトップパソコンのフタを開けてPCIカードをねじ止めします。
作業を失敗するとパソコンが故障するおそれがあり、腕に覚えのあるユーザー以外はお勧めできません。
Ethernetコンバータタイプは、パソコン以外の機器でも無線LAN対応にできるメリットがあります。PlayStation 2やXBoxのような、ネットワーク対応のゲーム機をワイヤレスにしたいならEthernetタイプが必要です。
価格は、USBタイプやPCIバスタイプと比較すると少々高め。設定も面倒なため、デスクトップパソコン向きではありません。
では、次のページで電波がどのぐらい届くのか。私の経験則を交えてお教えします。