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出品者から見た、これが落札の困ったチャン

出品者が、悩んでしまう落札者、入札者の「困ったチャン」。ルール違反まではいかないけれど、ちょっとマナー違反じゃない?と思うことや、腹が立つことも。顔の見えない取引だから、応対に悩むのです。

執筆者:堀切 美加

落札者のマナー違反・ルール違反
返品・キャンセルは困ります。かといってノークレームノーリターンにもしたくないし。
善良な出品者が悩んでしまう、ちょっと困った落札者、入札者。
出品者なら殆どの人がこんな感情を抱いたことがあるのではないでしょうか。あなたならどうします?

ルール違反

■落札後 連絡がこない、または途中で途絶える
こちらから第一報を送っても、相手から連絡が来ない場合や、そのまま連絡がなかったり、最初には連絡が来たのに、その後、連絡が途絶えた場合、まずいくつか確認をしてみましょう。
  • 自分のメールが正しく受信できているか
  • 連絡用掲示板に連絡を待っていることを書く
  • 質問欄に書く
  • 評価に書く
相手が「送っているけど戻ってきてしまう」というケースも多いようです。メールボックスの容量が足りなくなっていないか、メールアドレスは正しいかなどを確認しておきましょう。

Yahoo! オークションでは連絡用掲示板が用意されています。ここに書き込むと、相手の登録しているメールアドレスに書き込みがあった連絡メールがいくようになっています。相手に気がついてもらえるかもしれません。

▽連絡用掲示板はこう使う

■○○円で即決してください
こちらは、オークションを楽しんでいるのに、「○○円で即決してください」という、未入札の人からの申し出。これってルール違反、マナー違反じゃないの?

ある程度の金額を提示され、即決を依頼されることがあります。それはオークション外での取引になりますから、お断りしても問題ありません。希望落札価格を設定してあれば、その希望落札価格で入札すれば、問題なく落札できるわけですが、たいていは「希望落札価格よりも安く買いたい」または「希希望落札価格が設定されていないので、確実にこの値段で欲しい」という場合にこのような申し出があります。

取引する場合は、現在の出品を出品取り消します。そうでないと、他の人が入札してしまうかもしれません。

さらに、入札者がいるにもかかわらず、出品取り消しをするのは出品者としてのマナーはどうなのか?と問われます。オークションシステムとしては入札者がいても525円をシステムに支払うことで、出品取り消しができます。
※これはオークション外の取引となります。おすすめはできません

■評価欄での誹謗中傷
確かにこちらも不手際があったけど、評価欄に家族悪口のまで書くことないでしょ。そんなの許せない!これはルール違反じゃないの?

確かに!Yahoo! オークションでは「他人を中傷する文章を記入した場合は、Yahoo! JAPAN IDが削除されることもあります」としています。相手はルール違反をしているわけですから、相手の評価にも悪口を書いてやりかえす、ということのないようにしましょう。

身に覚えのないことや、不本意なことで評価をされた場合は、評価欄を細かくチェックする人のために「返答」の機能で、申し開きをしておきましょう。 ▽評価の見方

■転売するのは良いけれど写真は使わないで!
てっきり落札者に気にいってもらえたと思ったのに、フト見たら転売されている!よく見たら私が出品したときの画像のまま。商品説明文もまさにパクリ!

写真画像には、撮影した人の著作権があります。勝手に使ってはいけません。見つけた場合は、その旨 相手に連絡を取りましょう。人が撮影した写真や、文章を勝手に使うのは「そのほうが楽だから」という理由が殆どです。使われないためには、どこかに自分のマークなどを入れておきましょう。それをカットしてまで使いたいというケースはまれです。

これってマナー違反じゃないの?

■他で買ったのでキャンセルします
これはルール違反にも近い行為。出品者に非がないわけですから(恐らく) 、「キャンセルはできません」と、強気の態度に出ることもできますが、落札者が入金をしてくれなければ、結局取引は不成立になります。入金をしてくれなければ、キャンセルとするのと結局は同じ事なので、トラブルがイヤな人は落札者都合でキャンセルしましょう。 落札者都合でのキャンセルの場合は、
  • 落札者にシステムから「非常に悪い」評価がつくことを、落札者に連絡しておくこと
  • 他に入札者がいたら繰り上げること
この二つを忘れないようにしましょう。「悪い評価がつく」ことを連絡しておかないと、システムのルールを知らなかった落札者が逆ギレして、こちらに報復の「悪い」評価をしてくる可能性があります。 他に入札者がいる場合、繰り上げないと、出品者に悪い評価がついてしまいます。

▽繰り上げ落札候補者


■色が違うから返品します
「パソコンで見た色と、商品の色が違います。返品してください」と、言われて困ることがあります。
  • 明らかに色が間違っている
  • どう見てもパソコン上の色と実際の色が違う
という、出品者のミスやウッカリの場合は仕方ないとして、「思った色と違うから返品」という落札者には困ります。

回避策としては、色の説明も商品詳細コメントに書いておく。パソコンによっては薄いピンクに見えるかも、とか、写真の写りによってはグレーに見える、というような場合は、のちのちトラブルになりやすいので、色の説明文も書いておきましょう。

入札者としては、色に疑問がある場合や、色が入札のポイントになっている場合は、事前に出品者に質問をしておきましょう。

■他で見たらもっと安かったから値引きして
他のお店の商品は関係ありません。家電量販店ではないのですから「他店よりも1円でも高い場合はさらに値引き」なんて、やってません。このような希望に関しては、丁寧にお断りしましょう。

>とにかくガッカリするのはこんな入札者・落札者
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