Q:53歳。社員になって厚生年金に加入すると、将来もらえる年金はどれくらい増えますか?
「高卒で就職し、9年半ほど働いた後に結婚退職しました。その後は夫の扶養に入り、現在まできています。いまはパート勤務ですが、社員登用の話をいただき、検討しています。社員になって厚生年金に加入した場合、将来もらえる厚生年金はどれくらい増えるのでしょうか。現在53歳で、あと5年くらいは働きたいと考えています」(花いちごさん)
将来の年金はどのぐらい増える?(画像:PIXTA)
A:厚生年金に加入すると、加入期間と収入に応じて老齢厚生年金が上乗せされます。働く期間が長く、給与が高いほど将来の年金額は増えていきます
厚生年金に加入して働くと、65歳以降に受け取る年金のうち「老齢厚生年金」の部分が増えていきます。老齢厚生年金の金額は、厚生年金の加入期間と、その間の給与・賞与(総報酬月額相当額)をもとに計算される仕組みです。今後、花いちごさんが社員として厚生年金に加入すると、過去の加入期間に新しい加入期間が上乗せされます。その分、老齢厚生年金の受給額も増えることになります。
花いちごさんは過去に約9年半厚生年金に加入していて、今後さらに5年働く予定とのことですので、単純に考えると厚生年金の加入期間は合計で約14年程度になります。加入期間が長くなること自体が、将来の年金額を増やす要素になります。
ただし、「実際にいくら増えるか」は、加入期間だけでなく、働いている間の給与水準(総報酬月額相当額)によって大きく変わります。収入が高いほど保険料も増えますが、その分、将来の老齢厚生年金も増える仕組みです。
ご自身のケースでどれくらい上乗せになるかを知りたい場合は、年金事務所で加入記録をもとに見込み額のシミュレーションをしてもらうと安心です。
また、社員として厚生年金に加入することは、将来の年金だけでなく、健康保険の保障(病気やけがで働けなくなったときの給付など)が手厚くなる面もあります。年金額の増加だけでなく、保障全体を含めて検討するとよいでしょう。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)






