食料品がいつの間にか高くなっていたり、内容量が減っていたりすると「また値上げか……」と嫌な気持ちになりますよね。
一方で、愚痴をこぼしつつも、やはり好きなブランドの食品を買ってしまう自分もいて、「やっぱり、多少高くても、この会社の品質はいいから、高くても買っちゃうんだよなあ」とも感じます。
値上げできる会社は強い
ニュースを見ると、「値上げできる会社」と「値上げできない会社」で、会社の淘汰(とうた)も進んでいるように感じます。物価上昇でも値上げできない会社はどんどん淘汰されていますが、逆に、しっかり値上げしても顧客との絆が壊れない会社は、生き残り続けています。
やはり食料品は自分の口の中に入れるものですから、知りもしない怪しいところから買うのは怖いですよね。だから、有名なところが作ったお菓子だと品質も安心だし、いつも食べていて味を知っているから買いやすくもあります。
値上げのニュースは「嫌だなあ」と感じつつ、値上げしてもお客さんが離れない会社を見ると「この会社は強いんだな」と感じます。
また、食品、日用品、電気、通信など生活に絶対必要なものは、値段が上がっても買い続けるしかありません。だから、こういう会社は値上げしてもお客さんが離れにくいです。
最近だったら、NTT<9432>とか、KDDI<9433>とか。ちょっとマニアックな会社だと光通信<9435>あたりは、手堅く儲かっているんだろうなと思います。
株式投資をすると、値上げが怖くなくなる?
筆者は日本株に投資している個人投資家です。株というのは会社が発行している「会社のオーナーになる権利」みたいなものなのですが、優良企業の株を持っていると、資産残高が物価に連動しやすくなります。
消費者のままだと、商品が値上げされれば「支払うお金が増える」だけ。でも、もしあなたがその会社の株を持っていたらどうでしょう? 企業のオーナーになる、ということは「値上げする立場」になるということでもあります。
会社が値上げをして利益をしっかり出せば、オーナーに配当として還元されたり、株価が上がったりします(もちろん、例外もありますが)。
つまり、値上げを嘆く人から、値上げを味方にする人へと立場が逆転するわけです。
株式投資を通じて、値上げをする側に
「株式投資なんて怖くてできない」という方も多いでしょうが、最近は昔と比べても低コストな投資商品が増えました。特に、オルカンをはじめとする指数連動型の投資信託はとても低コストです。経験上、株式投資はバブルじみた高値でつかむと損をしますが、平均的なリターンは金利4~6%くらいと言われています。
筆者はすでに株式投資に病みつきになってしまい、ほとんど全財産を株式投資に回しています。
さすがに筆者は例外的だと思いますが、月100円でも200円でも株式投資をやってみて、「値上げに備えてみる」のも選択肢の1つです。
昔は、幅広く分散投資をしようと思うと大金が必要でしたし、多額の手数料がかかりました。しかし今では、100円から全世界の株式に分散投資できるくらい手軽になり、インフレに備えやすくなったと感じます。
また、iDeCoなどの制度をうまく使えば、所得税を抑えられるかもしれません。慣れてきたら「値上げに強い会社」を自分で探して、個別株に挑戦してみてもいいでしょう。
物価が上がると「また値上げか」と残念な気持ちになりますが、僕らには株式投資などを通じて「値上げをする側の立場になる」という選択肢があります。
今すぐ何かを始める必要はありません。ただ、「値上げする側に回る方法もあるんだな」と知っておくだけで、次にニュースを見たときの気分が少し変わるかもしれませんね。







