年金・老後のお金クリニック

1964年7月生まれの女性。65歳から障害等級2級の障害基礎年金と老齢基礎年金、どちらを選べばいい?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、障害等級2級の障害基礎年金を受給している人からの質問です。専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。※サムネイル画像:PIXTA

酒井 富士子

酒井 富士子

60代の得する働き方 ガイド

ファイナンシャル・プランニング技能士

経済ジャーナリスト。株式会社回遊舎 代表取締役。上智大学新聞学科卒業後、日経ホーム出版社に入社。「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長歴任後、リクルートに入社。「赤すぐ」(赤ちゃんのためにすぐ使う本)副編集長を経て、2003年から現職。近著に『60代の得する「働き方」ガイド』がある。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、障害等級2級の障害基礎年金を受給している人からの質問です。専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:1964年7月生まれの女性です。障害等級2級の障害基礎年金を支給されております。65歳から障害等級2級の障害基礎年金と老齢基礎年金、どちらを選べばいい?

「もきゅと申します。1964年7月生まれの女性です。障害基礎年金2級を支給されております。65歳から障害基礎年金と老齢基礎年金、どちらにしたらいいか知りたいです。よろしくお願いいたします」(もきゅさん)
65歳からの年金はどちらを受け取ったらいい? (画像:PIXTA)

65歳からの年金はどちらを受け取ったらいい?(画像:PIXTA)

A:満額が保障される「障害等級2級の障害基礎年金」を受け続けるのが得策と思われます

もきゅさんが、65歳から受給できる年金は、基本的に「老齢基礎年金」と、会社員として厚生年金に加入した期間があれば「老齢厚生年金」の2種類です。

そして、もきゅさんは現在「障害等級2級の障害基礎年金」を受給されていますが、65歳以降は「老齢基礎年金」か「障害等級2級の障害基礎年金」のどちらか一方を選ぶことになります(いわゆる「1人1年金」の考え方です)。

会社員として働いた経験がある場合、その期間の分だけ、65歳から「老齢厚生年金」を受給できます。

例えば、仮に20歳から8年間会社勤めをしていた場合、8年間は厚生年金に加入していたことになり、65歳からその分の老齢厚生年金が受け取れます。

さらに、もきゅさんは1964年(昭和39年)7月生まれの女性なので、条件により、64歳から1年間「特別支給の老齢厚生年金」を受給できる可能性もあります。

その場合、実質的に64歳から現在の障害年金に上乗せして老齢厚生年金を受け取れることになります。

※特別支給の老齢厚生年金は、生年月日や加入期間などにより受給要件が変わります。該当するかどうかは、加入記録の確認が必要です。

今回のご質問は、65歳以降に「障害等級2級の障害基礎年金」と「老齢基礎年金」のどちらを選べばいいのかという点ですね。

障害等級2級の障害基礎年金は、国民年金に何年加入していたか(納付期間)といった点にかかわらず、原則として、「老齢基礎年金が満額(40年分)」相当の年金額が保障される仕組みです。

もきゅさんが実際に国民年金へ何年加入されていたかは文面では不明ですが、一般的には、満額が保障される「障害等級2級の障害基礎年金」を受給し続ける方が得策と思われます。

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