現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住65歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(54歳)、子ども(29歳、25歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:大阪府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:650万円
現在の預貯金:1800万円、リスク資産:600万円
これまでの年金加入期間:国民年金60カ月、厚生年金420カ月、個人年金保険15年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):11万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険30万円(年額)
配偶者の年金や収入:給与収入100万円(年額)
「将来の医療・介護費を考えると十分な年金額ではない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「生活費は年金である程度まかなえているが、医療費や将来の介護費用を考えると不安が残るので、満足とは言えません」と語っています。
ひと月の支出は約「17万円」。年金だけでは「年に1~2回足りない月がある」と回答されています。
「図書館アルバイトで月3万円の収入がある」
現在は「週2回ほど地域の図書館でアルバイト」をしていて、年金以外に「月3万円程度」の給与収入を得ているとのこと。また年金生活においては「電気代節約のためエアコンは控えめにし、買い物は特売日に行く。外食を減らし自炊中心にすることで出費を抑えています」とあります。
「老後資金のために早く積立投資すればよかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「もっと早い時期から、積立投資をしておけばよかった。退職金や年金だけでは老後資金に不安が残るので」と回答。また「健康維持のために、働きすぎず、余暇を楽しむ生活を心掛ければよかった」とあり、仕事中心だったかつての暮らしを悔やんでいる様子です。
今後については「医療費や介護費用が増えることへの不安が大きいです。年金が物価上昇に追いつかず、生活水準が下がるのでは」との危惧があるとのこと。
一方で「時間に縛られず、趣味の家庭菜園や旅行を楽しめること」はリタイア後の特権だと投稿者。「孫と過ごす時間が増えたことにも喜びを感じています」と語られていました。
※皆さんの年金エピソードを募集中です。エピソードの採用で3000円分のAmazonギフト券をもれなくプレゼント。応募はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません







