現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住63歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(61歳)、長女(32歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:京都府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:750万円
現在の預貯金:450万円、リスク資産:300万円
これまでの年金加入期間:国民年金58カ月、厚生年金398カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):17万円(繰り上げ受給)障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:なし
「これまでの働きに見合う年金額ではない」
今回の投稿者は、老齢年金を62歳から繰り上げ受給しているという63歳の男性。現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答。その理由として「ぜいたくせずに、ただ生活しているだけでもお金がなくなるくらいに物価が上昇しています。また、今の現役世代の労働環境と違って我々世代は残業しても休日出勤しても無給で、その上ハラスメントは受け放題の中で働いていましたので、これまでに働いた分をもらっていない感があります」と語っています。
ひと月の支出は約「20万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「服は買わず、現役時代のスーツを普段着にしている」
現在は「株式のデイトレードを300万円の元本運用で行って」いて、年金で足りない支出については主にその運用益で賄っているとのこと。また年金生活においては極力節約を心掛けているそうで、「食料品は激安スーパーのサンディで半額や30%引きになった商品を中心に買います。新しい服は買わずにサラリーマン時代のスーツを今は普段着で着用しています」とあります。
「再雇用を希望して働き続けるべきだった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「定年再雇用を希望して現在も働き続けていればよかったと思っていることです。給料は減っても退職するよりはいいですし、一番働くのによい環境になった時に退職してしまったので」と回答。年金以外の安定した収入がないため、「完全に資金が底をついたときに年金だけでは生活できないので、その時点で自分にできることがあるかどうかすごく不安です」と切実な思いを語ります。
一方でリタイア後は「急に用事ができたり、出掛けたい場所ができたりした時に報告する上司がいないので気楽に予定を立てられます」と投稿者。お金の不安はあるものの、今の自由な暮らしに喜びを感じておられるようでした。
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