2025年最新版のデータによると、ボーナスの年間平均支給額は前回調査から大幅に増加し、全年代で支給額がアップしたことが明らかになりました。
年間平均は120万7000円、前回調査より14万円アップ
調査によると、「ボーナスがある」と回答した人の年間平均支給額は120万7000円となり、前回調査時の106万7000円より14万円アップしました(※)。 内訳を見ると、冬のボーナスは56万7000円(前回比+6万3000円)、夏のボーナスは57万7000円(前回比+6万7000円)と、全体的に上がっています。また、ボーナス支給額が前回と比較して「増えた」と回答した人が38.7%となり、「減った」(19.5%)を上回る結果となりました。
※今回=2024年9月~2025年8月の1年間に支給されたボーナス。前回=2023年9月~2024年8月の1年間に支給されたボーナス
職種別では「法務・知財・特許」が1位に
職種別に見ると、ボーナスの平均支給額が高い職種ランキングの1位は「法務/知的財産/特許」で217万5000円でした。前回2位から順位を上げ、支給額も前回の177万7000円から39万8000円のアップとなっています。 企業がコンプライアンス遵守のためのコーポレートガバナンス強化を重要課題とする中、専門的な希少人材である同職種の需要が増していることが背景にあると分析されています。
2位には「MR」(209万4000円)が、3位には「経営企画/事業企画」(204万9000円)がランクインし、TOP3の職種全てが平均支給額200万円を超える結果となりました。特にMR(医薬品の情報提供を行う製薬会社の営業職)は、海外売上比率の高さや円安の影響で業績が好調であることが支給額アップの背景に考えられます。
「doda(デューダ)」編集長の桜井貴史さんは、今回の結果について「インフレへの対策として基本給を上げる動きが広がったこと、円安で業績が伸びた企業が従業員還元を強めたことが背景にある」と解説しています。
<調査概要>
対象者:20~59歳の男女
雇用形態:正社員
調査方法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
実施期間:2025年8月1日~8月8日
有効回答数:1万5000件
出典:転職サービス「doda」:【2025年最新版】「ボーナス平均支給額の実態調査」発表年間ボーナス平均支給額は120.7万円(前回比+14.0万円)








