島田佳奈の恋愛コラム

パートナーに浮気されたらどうする?「許してもいい浮気」「許すべきでない浮気」の違いとは

どんな浮気であれば「許してもいい」といえるのでしょうか。「別れを選んだら後悔する」「許すことが(二人にとって)いい未来につながる」ような浮気と、逆に「絶対に許すべきではない」種類の浮気について考察してみました。※サムネイル画像:PIXTA

島田 佳奈

島田 佳奈

恋愛 ガイド

作家/女豹ライター。モデル・OL・キャバ嬢・バイヤー・広告代理店・SE等多彩な経歴ののち、作家に転身。『人のオトコを奪る方法』『「アブナイ恋」を「運命の恋」に変える!』『女豹本!』『アラフォー独女の生きる道』他著作多数。Web、雑誌、TV等メディアを問わず活動中。

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「許してもいい浮気」とは?(画像:PIXTA)

「許してもいい浮気」とは?(画像:PIXTA)

ちまたには、パートナーがいながら浮気を繰り返す人がいます。そんなパ-トナーとは別れてしまえばいいのに、つき合い続ける人は少なくないのが不思議です。

「いい浮気」は存在しません。特定のパートナーがいる立場である以上、他の人に浮気するのは契約違反。ポリアモリー(複数恋愛主義者)でもない限り、どんな理由であろうと浮気が悪いことなのは事実。

もちろん一口に浮気といっても実態はさまざま。中には「別れに値しない」ものもあるかもしれません。結局は、当事者同士が納得できれば、浮気自体が別れの原因にならないこともあります。

ではいったい、どんな浮気であれば別れるほどではない──「許してもいい」レベルといえるのでしょうか。当然ながら個々の価値観は異なるため、ここでは一般論として「別れを選んだら後悔する」「許すことが(二人にとって)いい未来につながる」ような浮気と、逆に「絶対に許すべきではない」種類の浮気について、対比的に考察してみました。
<目次>

許してもいい浮気とは

1. 誤解だと判明した場合
状況証拠は「限りなく黒に近いグレー」だが、後に本人の潔白が証明され、疑念が晴れるケース。浮気相手と見られた人物が、ただの職場の同僚や共通の友人である、たまたま二人きりで会う必要性があったなど、やむを得ない事情が判明したならば、信じてみてもいいのでは。

2. 友達の延長線上であると判断できる場合
長年の友人やグループ内の付き合いから、軽い気持ちで接触を図ってしまったケース。恋愛感情や本命にするつもりが一切なく、今後は二人きりで会わないなど、反省および改善策を提示するならば、ひとまず許して様子見するのも一案です。

3. 「肉体だけの浮気」だと断言できそうな場合
いわゆる「魔が差した」ケース、もしくは風俗のように「気持ちはゼロ、お金で解決」で関係を持つような、精神的なつながりがないと判断できるケース。

本命はあくまで自分であると確信でき、浮気相手との関係に愛情や継続性がないと見極められるなら「今回限り」と言い聞かせる道もあります。
 

許すべきでない浮気とは

4. 半年以上関係が続いていた場合
一時的な過ちではなく、長期にわたり関係を維持していた場合、それは浮気どころか「本気」の二股状態であるといえます。目安は半年以上。

相手はおそらく、あなたでは満たされない何か(精神的な満足や安らぎ)を得られるような人物。断ち切ることができなかった以上、どちらか一人を選んでも満足はできないはず。

5. 嘘や言い訳が悪質だった場合
浮気の事実を隠蔽するために、手の込んだ嘘を重ねたり、あなたを精神的に追い詰めるような悪質な言い訳を繰り返した場合。浮気そのものよりも、その後の対応に誠意がなく、あなたへの敬意が感じられない言動は、信頼関係の崩壊に値します。

6. 相手のほうが本命だと思えた場合
浮気相手への依存度が高く、あなたとの関係を終わらせてもいいと受け取れるような言動が見られた場合。相手の言動や態度から、浮気相手のほうが「本命」のポジションに近いと感じられるなら、もはや逆転は困難。いっそ熨斗つけて(浮気相手に)提供してしまいましょう。

パートナーの浮気疑惑に悩んだら

パートナーの一方が浮気をしたからといって別れなければいけないものではありません。夫婦の場合は離婚事由になり得ますが、それでも別れず許して結婚生活を継続する夫婦はたくさんいます。

雨降って地固まる──浮気がきっかけで恋人同士や夫婦の関係性が見直され、結果もっと互いを大切にするようなことになれば、それは結果オーライです。

ただしそうなるためには「(浮気した相手を)許す」という意思が大前提。許さないうちは絶対に、二人の間に信頼関係は芽生えません。

パートナーの浮気疑惑に悩むあなたに、問いたいことがあります。

その浮気が「誤解であればいい」と思いますか? だったらもう、疑うことはやめてください。パートナーの嘘さえも丸ごと信じ「だまされてもいい」ほど開き直り、目の前の相手との関係をよくすることだけを考えるのです。

あなたにもパートナーの回りにも、すてきな異性は山ほど存在します。その中でもお互いに好意を抱き、特別な関係で仲よくしている状態が、たかが他の異性に目移りしたくらいで壊されてしまうなんて、馬鹿げていると思いませんか?

信じていたパートナーが「浮気するようなクズ」だったと分かれば、捨てちゃえばいいだけのこと。あるいは逆に「私が一番ならば、二番以下がいてもかまわない」と覚悟を決め、堂々と愛し抜けばいいのです。そこに迷いや悩みは不要。

あなた自身の気持ちが揺らがなければ、実は浮気などたいした事件ではないのです。そこまで愛し抜かれたら、パートナーもどちらが自分にふさわしい相手か気付くことができるはず。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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