現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住65歳の投稿者のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、配偶者
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:750万円
現在の預貯金:1200万円、リスク資産:300万円
これまでの年金加入期間:厚生年金480カ月、企業型確定拠出年金(DC)300カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):約6万9000円老齢厚生年金(厚生年金):約15万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業型確定拠出年金5万円(80歳まで)
配偶者の年金や収入:回答なし
「夫婦2人で生活する分には十分な年金額」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「現役時代に厚生年金を長く納めていたこともあり、夫婦2人で生活する分には十分な額を受給できています。また、企業年金も併せて受給できているため、経済的な心配はほとんどありません」と語っています。
ひと月の支出は約「20万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「食料品は特売品を活用。外食は月1回に抑えています」
現在は働いていないため、年金以外の収入はないとのこと。前述のように基本的な生活費については年金で賄えているものの、やはり暮らしは質素倹約。「食費はスーパーの特売品を利用し、外食は月に一度程度に抑えています。光熱費はエアコンの設定温度を控えめにし、不要な電気はこまめに消すようにしています。趣味にかかる費用は図書館を利用するなど工夫しています」とあります。
「十分な年金がもらえて体も健康なので大きな不安はない」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「若い頃にもっと資産運用について学び、早い段階からNISAなどの非課税制度を活用しておけばよかったと後悔しています。当時は年金だけで十分だと考えていましたが、退職後の生活を考えると、もう少し余裕を持った資産形成ができていれば、さらに選択肢が広がったのではないかと思います」と回答。とはいえ、今の暮らしに「特に不安や不満はありません」と投稿者。「十分な年金を受給できており、健康にも気を配っているため、穏やかな日々を送れています。将来の医療費や介護費用については多少の心配はありますが、それも貯蓄で備えている」ため、大きな不安にはなっていないと言います。
リタイア後は「時間にとらわれずに趣味の読書や散歩を楽しめること」が喜びと語る投稿者。「特に、天気のよい日に近所の公園で四季折々の自然を感じながら過ごす時間は至福のひとときです。また、友人との交流やボランティア活動を通じて社会とのつながりを保つことも喜びです」と心豊かな老後を過ごされているようでした。
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