「もみじに囲まれる」京都・叡山電鉄の紅葉トンネル
沿線の鞍馬付近は紅葉の名所だが、とりわけ始発駅の出町柳駅(京阪本線・鴨東線に接続している)から20分少々の市原駅から次の二ノ瀬駅にかけての区間は、線路の両側がもみじに囲まれ、「もみじのトンネル」と呼ばれる絶景区間だ。
期間限定で夜間はライトアップ(2025年11月7日~24日 ※紅葉の状況に応じて期間延長の場合あり)され、幻想的な情景を車内から眺めることができる。せっかくならガラス張りの展望車両「きらら」に乗るのがおすすめ。
列車ダイヤは叡電のホームページで確認できるが、午後は概ね30分~45分毎に運行される。窓を向いた座席やクロスシートなど工夫を凝らした車内に注目だ。運賃のみで自由席に乗車できるので、混雑が予想されるものの京都の秋を堪能するには申し分ない。
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「レトロなトロッコ列車でのんびり走る」嵯峨野観光鉄道の車窓
京都の西、JR山陰本線の嵯峨嵐山駅に隣接したトロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで、保津峡に沿ってのんびり走るレトロなトロッコ列車が大人気だ。
ほぼ中間地点で保津峡を鉄橋で渡るので、どちらの座席に座っても公平に渓谷美を眺めることができる。貨車を改造したトロッコ車両なので乗り心地がよいとは言えないけれど、だからこそ野趣あふれる列車旅が楽しめる。
予約必須。嵯峨駅から行きは列車、帰りは舟下りというのが定番なので、敢えてトロッコ亀岡駅発の列車を狙う方が予約は取りやすい。春は桜、秋は紅葉と年中絶景が楽しめる注目の観光鉄道である。
「絶景路線!只見川の渓谷と紅葉」JR只見線の絶景
11年ほど災害のため一部区間が不通になっていたが、2022年に奇跡の復活を遂げた。大自然と只見川の渓谷、紅葉という全国有数の絶景路線で度々メディアに取り上げられている。過疎地でもあるので列車本数は極めて少ない。とりわけ、会津川口~只見間は、車窓が楽しめる時間帯を走る列車は2往復しかない(すべて自由席の普通列車のみ)。
臨時列車が走る日に乗車するにしても、無目的に途中下車することは厳禁だ。紅葉シーズンは大混雑が予想されるものの、それを補って余りある絶景は、一度は訪れてみたい。
何回も只見川を渡る鉄橋がポイントで、列車に乗らないで撮影に専念する人も多い。










