All About編集部は2025年9月11~12日にかけて、全国20~60代の男女250人を対象に「福岡市7区のイメージ」に関するアンケート調査を実施。その結果をランキング形式で紹介するとともに、福岡在住のAll Aboutガイド・京極佐和野さんに福岡の「高級住宅地」について聞いてみました。
2位:早良区/43票
2位は早良区でした。早良区は7区の中で最も広大な面積を持つ、南北に広がるエリアです。博多湾に面する北部には「シーサイドももち」の近代的な街並みが続き、西新・藤崎エリアは商業と交通の拠点となっています。特に、福岡市内でも注目度の高い「百道(ももち)」の存在が、今回の高評価につながったと考えられます。回答者からは「百道浜は高級住宅街として有名だから」(30代男性/石川県)、「海岸線が綺麗だし、福岡タワーやシーサイドももちなど新しい高級住宅街と言える」(40代女性/神奈川県)、「藤崎や百道・室見川沿いのエリアには高級住宅街が広がっており、閑静で落ち着いた環境があるから」(40代男性/静岡県)などのコメントが寄せられていました。
1位:中央区/126票
1位は中央区でした。中央区は九州地方の経済、文化、商業の中心地であり、企業オフィスやデパートが集中するエリアです。その一方で、広大な大濠公園周辺は、福岡でも有数の高級住宅街として知られています。この地域は「地価が高い」というイメージが強く、それが今回のランキング結果につながったようです。回答者からは「家賃が高いイメージがあるから」(20代女性/長野県)、「地価が高そうだから」(40代女性/佐賀県)、「住宅地か?とは思いますが、素敵なマンションが多いと思います」(50代男性/長崎県)などのコメントが寄せられていました。
>【全結果を見る】 福岡市7区で「高級住宅地」と思うエリア
福岡に詳しい京極さん「中央区には“格と憧れ”」
福岡市の高級住宅地として特に注目されているのが、中央区と早良区です。中央区は、大濠・赤坂・薬院を中心に、洗練された街並みと地価の高さが特徴で、「上質な暮らし」の象徴とされています。大濠公園周辺には高級マンションや邸宅が立ち並び、都心でありながら緑と静けさを享受できるぜいたくな環境が広がります。教育・医療・文化施設も充実しており、薬院駅周辺では地下鉄七隈線の延伸や商業施設の充実により、交通利便性もさらに高まりました。
一方、早良区は市内最大の面積を持ち、都市機能と自然が共存する多彩な魅力を備えたエリアです。西新・藤崎は文教・商業・交通の拠点として人気があり、駅直結の複合施設「PRALIVA」の開業以降、利便性と快適性が向上。シーサイドももちの近代的な街並みや、室見川・脊振山系の自然、南部の田園風景なども含め、幅広い世代にとって安心して暮らせる環境が整っています。
中央区が「格と憧れ」、早良区は「暮らしやすさと安心感」。それぞれ異なる魅力を持ち、生活者の価値観やライフステージに応じて選ばれる住宅地です。福岡で“豊かな暮らし”を考えるうえで、この2つは外せない選択肢と言えるでしょう。
【京極 佐和野プロフィール】
日本FP協会認定 CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、国家資格キャリアコンサルタント、JCDA認定CDAを保有し、マネープランと働き方の両面からアドバイス。人生100年時代の「自分らしく輝くセカンドライフ」実現にむけて、総合的な支援に従事。FP相談は20年以上の実績、研修・講演など活動は多岐に及ぶ。
<調査概要>
調査期間:2025年9月11~12日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国20~60代の男女250人(20代:51人、30代:90人、40代:60人、50代:37人、60代:12人)
※回答者のコメントは原文ママ