Q:在職老齢年金制度の「総報酬月額相当額」には、生命保険会社から受け取る個人年金の収入も含まれる?
「在職老齢年金制度における総報酬月額相当額には、生命保険会社から受け取る個人年金の収入も含まれるのでしょうか? 教えてください」(1960年10月生まれ・女性)
在職老齢年金制度の総報酬月額相当額に含まれる収入は?(画像出典:PIXTA)
A:生命保険会社の個人年金は、厚生年金に加入して働いて得た収入ではないので含まれません
在職老齢年金制度とは、60歳以上の人が厚生年金に加入して働く場合、老齢厚生年金の報酬比例部分の月額(基本月額)と、総報酬月額相当額(給与の他、残業代や通勤手当や住宅手当などの各種手当、ボーナスの1/12)を足した金額が支給停止基準額51万円(令和7年度)を超えると、老齢厚生年金の一部または全額が支給停止となる仕組みのことです。在職老齢年金の総報酬月額相当額の計算に含まれるのは、厚生年金に加入して働いて得た収入です。生命保険会社の個人年金は含まれません。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)