この調査は、実際にサービスを利用している人を対象に、使いやすさや金利、困ったときのサポート体制などについてアンケートを実施したものです。この記事では、「ネット銀行」「インターネットバンキング」それぞれのランキング結果を紹介します。
ネット銀行:1位は「auじぶん銀行」と「ソニー銀行」

「ネット銀行」総合ランキング※画像出典:オリコン株式会社
auじぶん銀行は、キャンペーンやポイント連携の充実度が評価され、「キャンペーン」の項目で4年連続の1位に。また、「手数料」「優遇サービス」などの項目でも高い評価を得ており、2年連続での総合1位となりました。
一方のソニー銀行は、「提供商品・サービス」「サイトの使いやすさ」など6項目で1位を獲得し、2年連続・通算5度目の総合1位です。特に外貨預金を含む金利の高さや、安心できるセキュリティー体制が、利用者から支持されています。
インターネットバンキング:「SBI新生銀行」が2年連続1位

「インターネットバンキング」総合ランキング※画像出典:オリコン株式会社
評価項目では「サイトの使いやすさ」「手数料」「サポート体制」など4項目で1位を獲得しており、なかでも「手数料」は10年連続で1位。長年の信頼感が強みとなっています。
注目すべきは、地方銀行の「八十二銀行」です。前回の12位から今回は2位へと大きく順位を上げ、地域別「甲信越・北陸」では1位を獲得。サイトの使いやすさやセキュリティー面での満足度が大きく向上したことが、ランキング躍進につながりました。
「ネット銀行」と「インターネットバンキング」って何が違うの?
ところで、「ネット銀行」と「インターネットバンキング」の違いをご存じですか?ネット銀行は、お店を持たないネット専用の銀行としてつくられたもので、口座開設から振込、預金、ローンまで、全てネット上で手続きができます。実店舗がないぶん運営コストを抑えやすく、普通預金の金利が高めだったり、ATMや振込の手数料が安く設定されていたりするのが特徴です。
一方でインターネットバンキングは、街中にも店舗がある銀行(例:ゆうちょ銀行や大手メガバンク)が、自分の口座をスマホやパソコンから操作できるようにしたネット機能のこと。残高確認や振込がネットでもできる、というものです。実店舗もあるので、直接相談したいときや大きなお金の手続きでは対面での対応を選べる安心感があります。

ネット銀行とインターネットバンキングの違い(All About編集部作成)
例えば、金利や手数料の安さを重視するならネット銀行、すでに使っている銀行の口座をより便利に使いたいならインターネットバンキングが向いているかもしれません。とはいえ、どちらか一方に決める必要はありません。
今回のランキングも参考に、使い道や目的に応じて自分に合った銀行を選んでみてはいかがでしょうか。
出典:「<実際のサービス利用者が回答>満足度の高い『ネット銀行』『インターネットバンキング』『外貨預金』ランキング┃【auじぶん銀行】【ソニー銀行】が『ネット銀行』で同点総合1位(オリコン顧客満足度調査)」