年金・老後のお金クリニック

国民年金保険料の1カ月未納期間があると、満額支払いに対して約1730円少なくなるのはどうして?【2025年度】

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に回答します。今回は、国民年金保険料の未納期間がある場合の「将来もらえる年金額の計算」についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

執筆者:All About 編集部

  • Comment Page Icon
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に回答します。今回は、国民年金保険料の未納期間がある場合の「将来もらえる年金額の計算」についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:国民年金保険料の未納期間が1カ月ある場合、満額支払いに対して約1730円少なくなるのはなぜ?

「国民年金保険料の1カ月未納期間があると、満額支払いに対して約1730円少なくなるのはどうして?」(匿名さん)
老齢基礎年金が減額されるのはなぜ?(画像出典:PIXTA)

老齢基礎年金が減額されるのはなぜ?(画像出典:PIXTA)

A:未納期間があると、未納期間分受給できる年金が少なくなってしまうということです

国民年金保険料は20~60歳になるまで480カ月支払う必要があります。未納期間が全くなく、全期間480カ月支払うと、満額の老齢基礎年金83万1700円(令和7年度)を受給できます。未納期間があると、未納期間分受給できる年金が少なくなってしまうということです。

加入期間が480カ月なら、以下のように満額を受け取れます。
83万1700円×加入期間480カ月/480カ月=83万1700円

しかし、1カ月未納期間があると479カ月(480カ月-1カ月)となります。
83万1700円×加入期間479カ月/480カ月=82万9967円

と満額に対して年額約1730円、支給額が少なくなるということになります。

未納期間が1カ月増えるごとに約1730円ずつ満額支給に対して少ない年金額(年額)を受け取ることになります。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2025/6/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます