離婚

夫から離婚を切り出される前に!「ハズレ妻」10の特徴と改善ポイントを離婚カウンセラーが指摘

夫が冷たくなったと感じる妻へ。実は自分に原因があるかもしれません。夫が「もう愛せない」と感じる妻の10の特徴と関係改善のヒントを、離婚問題のプロが解説。※画像出典:Shutterstock.com

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

「ハズレ妻」の特徴を再確認 ※画像出典:Anetlanda / Shutterstock.com

「ハズレ妻」の特徴を再確認 ※画像出典:Shutterstock.com

「昔の夫は、もっと優しかった」「なぜか最近、夫が冷たい」……そんなモヤモヤした気持ちを抱えていませんか? 夫婦関係がこじれる原因は、相手のせいばかりではありません。

実は自分でも気づかないうちに、夫が結婚したことを後悔するような「ハズレ妻」になってしまっている危険性もあるのです。

そこで今回は、夫が「もう昔のようには愛せないな」と思っている妻について、10の特徴を解説。さらに、ほんの少しの意識で変わる改善ポイントもご紹介します。ハズレ妻から脱却し、自分自身の魅力をもう一度、夫に届け直しましょう。
<目次>

ハズレ妻の特徴1「恋愛経験が豊富すぎる」

多くの価値観に触れることは人生経験を積む上で大事なことではあるものの、独身時代に恋愛経験が豊富すぎると結婚生活では問題が生じることも。

「昔の彼氏のほうがよかった」「もしも元彼と結婚していたら……」などと過去の男性と比べた末に抱えた今の夫への不満が、無意識に言動に表れてしまうからです。ほかの男性と比較されて気分を害さない夫はいませんよね。

まずは、「過去の恋人」と「今の夫」はまったく別の関係性だという自覚を持つこと。そして、夫とのパートナーシップを良好に保つことだけに目を向けるようにしましょう。

ハズレ妻の特徴2「空気が読めなさすぎる」

妻としてだけでなく、社会人としてもウィークポイントになりかねないのが「空気が読めない人」。その場の会話の流れを中断したり、不用意な発言で相手を傷つけたりとさまざまな問題が生じる原因にもなります。夫婦間の場合、空気が読めなさすぎる妻の存在によって、仕事で疲れて帰ってきた夫の気持ちを逆なですることにもなりかねません。

空気が読めないことでハズレ妻にならないためのファーストステップは、夫の変化に気づく「目」を持つこと。「今夜は疲れているみたい」「今週は仕事が大変そうだな」という観察力を身につけることで、自然と夫が求める言動ができるようになるはずです。

ハズレ妻の特徴3「夫に尽くしすぎる」

一見、夫から愛されるように思えますが、尽くしすぎる妻と結婚した夫は、努力することをサボりがちになるもの。夫婦関係においても「妻を喜ばせよう」というモチベーションが下がるだけでなく、妻を軽んじることにもつながりかねません。

夫を思いやる気持ちは大切ですが、「やってあげる」より「一緒に楽しむ」という夫婦関係を目指すこと。自分の幸せにも意識を向けてバランスをとっていきましょう。

ハズレ妻の特徴4「トレンドを追いかけすぎる」

毎日のようにアップデートされるSNS上の情報は、たしかに楽しくて刺激的。ですが、それに振り回されすぎると夫婦生活や夫婦間の価値観がブレがちになる危険性もあります。「バズっているから」で散財することが重なると、夫からの信頼感も揺らぎかねません。

トレンドをおさえておくことはセンスを磨く上でも大事ですが、追いかける前に「これって、本当に私たちの好みかな?」という目線も忘れずに。トレンドより本質を選ぶマインドを育てることで夫の妻を見る目も変わるはずです。

ハズレ妻の特徴5「片付けられなさすぎる」

生活空間の乱れは夫の心にストレスを与えます。せっかく早めに帰宅しても、洗濯物や子どものおもちゃが床やソファに散らばっているような部屋ではゆっくりくつろぐ気になれないのは当然のこと。妻のことを「だらしないな」とあきれるのも時間の問題でしょう。

ハズレ妻にならないためにも、毎日たった5分だけでも「今、片付ける」を習慣にしましょう。小さなスッキリが夫婦間に流れる空気をキレイにする第一歩です。

ハズレ妻の特徴6「親元を離れられなさすぎる」

結婚後も実家依存が抜けず、夫婦のことより親のことを優先しがちな妻は意外と多いもの。子どもが生まれても何かと実家に帰ったり、ものごとの決断も「親に相談してみる」が口グセだったりしていては、夫も面白いはずがありません。「自分を尊重してくれていないんだな」という不満はやがて夫婦関係にヒビを入れる原因にもなります。

ハズレ妻の傾向がある人は、「まずは夫婦で決める」というルールをもうけましょう。親のことは大切に思っても、人生のかじとりは自分たち夫婦でしていく覚悟を持ちましょう。

ハズレ妻の特徴7「掲げる理想が高すぎる」

自分への理想が高い分には問題ないものの、夫や子どもに「もっとできるはず」という理想をつきつけると問題が生じやすくなります。掲げた理想に到達することができなければ、不満や不安を抱えやすくなるからです。追い詰められた夫はやがて疲弊したり、価値観の違いを感じたりして、最悪の場合は離婚にいたるケースもあります。

ハズレ妻認定されないためには「完璧より快適」を目指すこと。お互いが今持っているものに感謝して笑顔で毎日を過ごせるような心のゆとりを忘れないようにすると、夫婦関係はもっと居心地のいいものになるでしょう。

ハズレ妻の特徴8「借金をしている」

「浮気」「暴力」と並んで離婚の原因に直結するのが「借金」です。金銭感覚のズレは致命的、とくに見えないところでのローンやカード払いが膨らむのは夫からの信頼を大きく損ないます。万が一、「〇〇さんの奥さんだからこそお金を貸してあげた」ということにでもなれば、夫にも迷惑が及ぶのは避けられません。

借金が原因で離婚にいたらないようにするためには、家計をオープンにし、夫婦で経済的な問題を解決していく体制を整えること。必要があれば専門家のアドバイスを受けることも視野に入れましょう。

ハズレ妻の特徴9「モラハラがすぎる」

すぐにキレたり、イヤミを口にしたり、命令口調だったり、夫の存在を無視したり……本人は正論ととらえていても、これらの言動は立派なモラハラです。妻によるモラハラは、夫の心をじわじわと削ることになります。以前は、モラハラといえば夫によるものがほとんどでしたが、最近では妻によるモラハラの相談も増えています。

モラハラに心当たりがある場合、まずは夫を「自分と対等なひとりの人間」としてリスペクトし、「事実」より「気持ち」に寄り添う会話を心がけることで夫婦関係の再構築をはかりましょう。

ハズレ妻の特徴10「人間関係が苦手すぎる」

人間関係が苦手な妻であっても、結婚前であればふたりの関係にさほど問題は起こりません。肝心なのは結婚後、夫の家族や友人、会社の人たちとお付き合いがはじまったときです。極端に内向的な妻の場合、コミュニケーションがうまくいかないことが夫の負担や足かせになりかねないからです。

無理に社交的に振る舞わなくても大丈夫。ですが「場に合わせる努力」は夫への愛情のひとつと心得て、笑顔で接するようにしましょう。


……今回、ハズレ妻の特徴をご紹介したのは、それらが「ダメ出し」ではなく「変われるヒント」だからです。どんなハズレも視点を変えれば、それは「可能性」になります。大切なのは、相手を責めることではなく、自分をほんの少しだけ見つめ直すこと。ハズレ妻から愛され妻に変わる一歩は今日から踏み出せます!
 
 
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