実は、節約を成功させるために、特別な知識や我慢は必要ありません。最初のステップは、とてもシンプル。「自分のお金の流れを『見える化』すること」です。
月収が多いか少ないかよりも、「どこに、いくら使っているか」を把握できているかが、貯められるかどうかの大きな分かれ道。今回は、節約超初心者さんに向けて、「お金の見える化の基本」と、「簡単にできる家計管理のコツ」をご紹介します。
お金の見える化から始めよう!まずは1カ月だけ手書きメモ
「節約したいけれど、何から始めたらいいか分からない」という人は、まず「お金の見える化」からスタートしましょう。お金の管理で大切なのは、「収入-支出=貯蓄」というシンプルな基本を理解することです。
いくら収入が多くても、支出を把握していなければ、気付かないうちにムダ遣いをしてしまい、貯金はなかなか増えません。
節約上手な人とそうでない人の違いは、「自分が何に、いくら使っているか」をきちんと把握しているかどうか。
まずは、現状を「知る」ことが、節約生活の第一歩です!
難しい家計簿をつける必要はありません。「1カ月だけ、手書きメモ」を試してみましょう。
やり方はとてもシンプル。お金を使ったらその都度、手帳やノートに金額と使い道をメモするだけ。ExcelでもOKですが、レシートをまとめて1カ月後に記録するのはおすすめしません。何に使ったかを覚えている「1週間以内」に記録するのが理想です。
書き出すと何が見えてくる?
お金を使った後に支出を手帳やノートに書き出していると、「これ、いちいち記録するの面倒だな」「そもそも本当に必要な出費だったのかな?」と感じる瞬間が出てきます。この「面倒だな」という感覚は、実はとても大切なサイン。今まで無意識にお金を使っていたことに気付き、支出に対して慎重になるきっかけになるのです。
毎日続けていくと、自分のお金の使い方のクセも見えてきます。例えば、「コンビニでちょっとずつ使っていた金額が意外に多い」「外食が増えていた」など、普段は気付きにくいムダ遣いが浮き彫りになります。
この「気付き」が生まれると、自然と「次はここを減らそう」と考えるようになり、無理せず節約につながっていきます。
見える化→気付き→意識改革→行動変化
この流れができれば、節約はぐっとラクに、そして楽しくなります。
さらにラクする!スマホアプリ活用もあり
手書きが苦手な人、忙しくてそんなことできないという方は、家計管理アプリの活用もおすすめです。例えば、「マネーフォワード ME」は、銀行口座やクレジットカードと連携するだけで、自動的に支出を管理してくれます。
レシートを撮影して登録できる機能もあり、手間をかけずに支出の見える化ができるのが魅力です。自分に合った方法で、楽しく「お金の見える化」を習慣にしていきましょう。
まとめ
節約は「我慢すること」ではなく、「気付くこと」から始まります。まずは1カ月だけ、支出を手書きでメモしてみるところからスタート。お金の流れを知ることができれば、ムリなくムダ遣いが減り、自然とお金が残る体質に近づけます。今日から、できることから始めてみましょう。