株主優待

桐谷さんがこれまでに「お金を使ってよかった」と思ったことは…?

個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』に出演。読者や視聴者から寄せられた投資や株主優待にまつわる質問に答えてくださいました。今回は、桐谷さんがこれまでに”お金を使ってよかった”と感じた出来事についてです。

執筆者:All About 編集部

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個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』の番組に出演し、読者や視聴者から寄せられた投資や、株主優待にまつわる質問に回答してくださいました。
 

Q. これまでに“お金を使ってよかった”と思ったのは、どんなときですか?

「桐谷さんがこれまでの人生で、生きたお金の使い方をしたのは、どんなときでしたか?“お金を使ってよかった”と思えたことを教えてください」(こぶたさん/56歳)
 

A. 「妹への仕送りや奨学金の返済にお金を使ったことですね」(桐谷さん)

私には3人の妹がいるのですが、2番目の妹が大学に合格し、大阪で暮らすことになりました。当時、実家には経済的な余裕がなく、私自身もプロ棋士を目指して修行中で、アルバイトをしながら生計を立てていました。

私は東京で暮らしていましたが、2万円が貯まるたびに現金書留で妹に送っていました。今なら銀行のサービスを利用すれば無料で送れますが、当時は切手をたくさん貼って送っていたのです。

妹は広島の病院から奨学金を受けていたため、卒業後は広島で就職する予定でした。しかし、どうやら大阪に残りたい様子で……。奨学金はそれなりの額でしたが、ちょうどその頃、私はプロ棋士になり、奨学金と同程度の金額を貯めることができていました。

そこで広島まで行き、妹の奨学金を一括返済することで、広島での就職を免除してもらうよう交渉しました。その結果、妹は希望通り大阪の大学病院に就職することができたのです。今振り返ると、これが私にとって一番生きたお金の使い方だったと思います。

後にリーマン・ショックで私が困窮した際、妹がお金を貸してくれました。そのおかげで命拾いすることができました。そのときは深く考えませんでしたが、なぜ妹が助けてくれたのかを振り返ると、「昔、私が妹を支えたからこそ、今度は妹が私を支えてくれたのかもしれない」と思うのです。


【関連動画】ぜひ動画も併せてご覧ください!

教えてくれたのは……桐谷広人さん

1949年広島県出身。将棋棋士・投資家。日本テレビ系バラエティ番組『月曜から夜ふかし』に出演し、現金を使わない「株主優待生活」が話題になった。現在はテレビや講演会、雑誌などで幅広く活躍。『日経マネー』(日経BPマーケティング)、『ダイヤモンドZAi(ザイ)』(ダイヤモンド社)で連載中。

※紹介している内容は、2025年1月8日に収録した動画から、一部抜粋して編集したものになります。
 
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