島田佳奈の恋愛コラム

夫の浮気が増えるタイミングとは? 「夫婦生活が安定している時期」も要注意!?

結婚生活を無事に続けていくためには、浮気を未然に防ぐことが大事。男性の浮気心には、トリガーとなるタイミングがいくつかあります。浮気が起きやすくなるタイミングと防止策を覚えておきましょう。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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要注意! 夫の浮気が増える3つのタイミングって?

要注意! 夫の浮気が増えるタイミングって?

「この世には、浮気するタイプと浮気できないタイプしかいない」と筆者は考えます。「浮気しない」のではありません。人は誰しも多少の浮気心は起こるもの。そこで大半の人は「浮気はよくない」と理性によって制御できるのです。

では浮気するタイプはどうなのかといえば、理性に本能が勝ってしまう、衝動を抑えきれない「脳より下半身が優勢」なケモノ(!)だといえます。下等動物と人間との大きな違いである「理性」が、残念ながら劣っているのかもしれません。あるいはパートナーの存在を尊重していない、愚か者(クズ)なのでしょう(以降、本文中「クズ」という侮蔑的ワードが複数回登場します。あらかじめご了承ください)。

そんなクズ夫の浮気心には、トリガーとなるタイミングがあります(筆者調べ)。たとえクズな夫でも、浮気さえ事前に防止できれば結婚生活を無事に続けていけるもの。そこで今回は、夫(男性)の浮気が起きやすくなるタイミングと防止策について考察してみました。
<目次>

「妻の妊娠中」に「性欲」浮気は起こりやすい

離婚問題の情報提供メディア「ツナグ離婚弁護士」を運営するClamppyの調査「妊娠と浮気や離婚について」(※)によると、妻の妊娠中に浮気をした夫は27%、全体の1/4という高い結果となりました。

実際、筆者が見聞した「浮気している(していた)既婚男性」も、その大多数が妻の妊娠中でした。妊娠・出産は、夫婦にとって家族が増える大イベント。そんな大事な時期に浮気だなんて、よほどのクズだなとあきれたものです。

浮気の動機はさまざまですが、性欲だけはパートナーのケア次第で比較的制御しやすいもの。夫の要望と妻の身体上の変化をきちんと理解しあい、フレキシブルに対応するのも愛情ではないでしょうか。

子育てビギナー期に起こる「赤ちゃん返り」浮気

よく夫の存在を「大きな息子」と揶揄(やゆ)する妻がいますが、実際に息子化してしまう夫は少なくないようです。

(一部の)男性は、妻を「(母のように)甘えさせてくれる存在」だと勘違いします。たとえ共働きでも「家事は妻の仕事」だと勘違いし、外で働く夫の面倒を妻が引き受けて当然だと信じて疑いません。

夫が家のことを何もしないのは、夫ばかりが悪いわけではないと筆者は考えます。新婚時代、夫に愛されたいばかりについ世話を焼き過ぎた結果です。大きな息子を作り上げてしまったのは「なんでもやってあげる妻」がいるから。

しかし子どもが産まれたら、以前のようにはいきません。ちょっとでも目を離したら命の危機に晒されるわが子を第一に考えるのは当然のこと。

本来であれば、夫婦2人で協力しあって小さな命を守ってゆくもの。だけど「大きな息子」は愛情を注ぐどころか「子どもばかり優先して、俺のことなんかどうでもいいんだな」と拗ねてしまうのです。あげく家の外で自分にかまってくれる女性が登場したら、浮気するのは時間の問題。

このタイミングで浮気するタイプの夫が厄介なのは「妻が自分を一番に考えてくれなくなった」という言いわけを、浮気の大義名分にしてしまうこと。「だから俺は悪くない」と開き直るようであれば、子育てに疲弊した妻は「だったらもう別れよう」とさじを投げてしまうかもしれません。

甘えんぼうで自分の面倒すら自分で見られない夫に対し「自分でやって」と急にシフトチェンジさせるのは、無理な注文かもしれません。だけど大人である以上、幼い子どもよりは自立し、むしろ「家事(子育て)は2人でやる」意識になってくれなければ困ります。家族が増えたことによる妻の負担を少しでも軽くするためにも、1つずつ根気よく「これは夫が担当して」を増やしていきましょう。

「大きな子ども」に対しては、1つやってくれるたびに全力で褒めてあげること。調子に乗って「頼もしい俺」を目指すベクトルになれば、かまってくれない寂しさとは無縁でいられます。この時期の浮気防止は、新人バイトとバイトリーダーの関係になることです(笑)。
 

出世やマイホーム購入直後に「オラオラ」浮気が起きやすい

浮気しやすくなるタイミングには、2つの心理的特徴があります。1つは、現状が満たされていないとき。妻が子どもに夢中な時期の夫、セックスレスで相手の愛情が信じられなくなってしまった妻などが典型的です。

もう1つは、夫婦生活が安定しているとき。前者とは真逆ですが、この安定が「物足りなさ」「退屈(マンネリ)」に感じてしまうタイプの人は、うっかり外に刺激を求めてしまいます。妻が妊娠中の夫も(性欲以外の理由としては)近いですね。

後者のタイミングで夫の浮気が起きやすいのは、刺激だけが理由ではありません。何もかもうまくいっている時期、夫は自信に満ちあふれています。稼いでいる自分、地位や名声を得て承認欲求が満たされている、家庭が安定している安心感。それらが「イケてる俺なら(既婚者でも)モテるはず」という勘違いを抱かせてしまうのです。

具体的には昇格(出世)や独立や起業して仕事がうまく回っているとき、経済面が豊かになった(遊ぶ金がある)とき、マイホームを手に入れ「家庭安泰」に満足したときなどが浮気のタイミング。

当の夫は妻(本命)と愛人(浮気/不倫)がセットになることで「男の甲斐性」を得たつもりなのでしょう。第三者的には、うまくいっている状況にわざわざリスク(浮気)を追加するなど、愚の骨頂だと思いますが(笑)。

満たされ調子こいた夫を「オラオラ」モードにさせないのは簡単です。幸福感を夫婦で分かち合いつつ「油断大敵」とたしなめておくこと。「一寸先は闇」のことわざを肝に銘じ、安心感を味わいつつも程よい緊張感を時折差し込むよう心がければ、夫は自然と「浮気している場合じゃない」ベクトルへと意識が変わるはず。具体的には、子どもの教育費や老後資金不足を訴えたり、さらなる上の目標(収入倍増や肉体改造など)を目指すよう発破をかけたりし、現状に甘んじないよう叱咤するのです。

たとえ浮気しやすいタイミングに遭遇しようとも、夫が浮気するとは限りません。夫を疑いながら暮らすより、夫を信じ、あなたと唯一無二の夫婦でい続けることにエネルギーを注ぐ方がずっと建設的。夫にとって妻と築く家庭が「絶対に失いたくない」ものであるよう、これからも夫婦の暮らしを大切にしましょうね。

※出典元:ツナグ離婚弁護士(株式会社Clamppy)
https://clamppy.jp/rikon/column/furin/135
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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